(2010.10.13改訂)
JR北海道系列の旭川ターミナルホテルがなかなか面白いことをやっているのに、何故か地元紙地方版に載ったきり、ホテル自身のホームページですら紹介されていないので、ちょっとブログらしく書き留めておこうと思います。
それはこれ▼
「旭川新駅舎開業記念 昭和50年代 昔懐かしの 食堂車復刻メニュー」
昭和50年代の道内の食堂車といえばキシ80。私が初渡道を果たした当時、キハ80系はすでに波動輸送用で4連の臨時「北斗」で走っていた程度。ただ、仮に組み込まれていたとしてもキヨスクの「みそぱん」200円で何日も食いつないでいた身(でも痩せなかったなぁ。北海道民になってからも同じ「みそぱん」見ましたが『もう食いたくない』ってのが本心でした。お年寄りが『戦争中にカボチャ(イモ)は一生分食った』というのと同じですな。自分に許した暖かい食い物は函館駅ホーム立ち売りの三平汁300円か、残金あった場合の帰りの連絡船海峡ラーメン600円でした…)じゃあ高嶺の花の食堂車には足は踏み入れられなかったでしょう。写真撮る人間は荷物置いた座席から離れられないってのもありますね…
で、念願かなって今日食いに行ってきました▼
食い始めて、「あ、そういえばこれはネタになる」と思って写真を撮りましたので、パンにいたるまで食いかけです(一人で2種食った訳じゃないですよ)。ブロガー失格ですね。味は…、国鉄時代の食堂車の数少ない思い出、父親と乗った「出雲」のオシ24(またはオシ14)の記憶が見事によみがえりました。レシピは全国共通だったんでしょうか? しかし1982年当時で1000円超えてた気がするので、お値段も復刻ということ? 最高値のビーフシチュー900円で大きな肉塊2つ、スープ、パンまたはライス、サラダ、デザート付くんだから普通のランチと考えてもかなりおトクです。「みそぱん」から四半世紀、私もずいぶん出世したもんです。
メニューは11月23日までの限定とのこと、石北貨物の行き帰りにでもみなさんいかがですか? 限定なんて言わずに新駅舎内の系列レストランやイベント時に出し続けていけば結構鉄にウケると思うんですが、何しろ奥ゆかしいものですから…。期間中に全種制覇目指しますか…
ムコ発さまから「食堂車メニューは朝食バイキング終了後の11時から」という情報をいただきました。ランチ時間帯は他のメニュー同様サラダ、コーヒーがセルフサービス(食べ放題)となります
【クリア】10/12ビーフシチュー、10/13ホタテ貝柱、10/22ポークカツ、10/26ビーフシチュー2回目
結局同じもの2回食ってたりして全種制覇は果たせず。ホタテフライもう一回食べたかった…(2010.11.26記)
▼いきさつに詳しいので、7日の地元紙地方版の記事をコピペしときますね。ここのホームページはリンク張っても1カ月で消えちゃうもんですから…
【旭川】JR旭川駅の新駅舎開業と鉄道高架開通を直前に控え、旭川ターミナルホテル(宮下7)は8日から、1970年代後半から食堂車で提供されたオムライスやビーフシチューなどの料理を再現した復刻メニューを提供する。新駅舎開業に合わせた特別企画。6月から同ホテルが道内ので出されていたメニューを探し、食堂車で勤務していた元日本食堂社員から1976年(昭和51年)当時のレシピ「料理量目表」を借りて再現した。メニューは、ナポリタンスパゲティ(700円)、オムライス(700円)、ビーフシチュー(パンかライス付き900円)、ポークカツレツ(同800円)、ホタテ貝柱のフライ(同800円)、豚ヒレ肉の一口カツ(同800円)−の6品。1階のカフェ・レストラン「オリオン」で提供する。同ホテルの佐藤克司・副支配人は「当時のレシピ探しと、道内ので何が出されていたかを調べるのが予想以上に大変でした。味は、当時も今も変わらず太鼓判のおいしさです」と話している。
ヒドイ写真を出してしまったので、ここでお口直しをば…
▲ムコ発さまが昭和55年(1980年)3月にお撮りになられた、キハ80系「おおとり」です。7両編成でも3両目にはちゃんとキシ80が。まだまだ函館から網走への道半ば、給水を受けているのでしょうか? 高架化前の札幌地上駅も懐かしいですね。鉄なら誰もが思うのが「ママ、何故ボクあと10年早く生なかった…(ジョー山中風に)」(2010.10.13追加)
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