【2011/04/19 動画追加】
この撮影記をこれまで訪問して下さった方にも東北地方をはじめ、東日本太平洋岸在住の方が少なからずいらっしゃったと思います。今回の東日本大地震・東北関東大震災に際しまして、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災した方々へは心よりのお見舞いを申し上げます
ちょっと思うところあって、単なる趣味的見地に拘わらず(※写真は極めて趣味的ですが…)震災復興にともない運転されている鉄道輸送を見に行ってきました。「行くかな」と思い立って調べると、かつて間をおかず出張していた時期のマイルが今月末から消え始めることも発覚。しかもローシーズン中で新潟までなら特典航空券で移動できることがわかり、「これは運命なのだ」と自分を納得させることにしました。わずか2日間の弾丸ツアーではありましたが、現在の内地の雰囲気にも多少なりとも触れることができ、結果的に行って良かったと思っています。それにしても驚くべきは内地の鉄の多さ。両日とも平日なのに有名撮影地はどこも100人近いヒナ壇状態。自分もそのウチの1人に加わった訳ですが、「仕事や学校は?」と私でも思ったんだから、遭遇した(避難民も含めた)地元の方々の目にはさぞ奇異に映っているんでしょうね…。あ、ちなみにヨメは磐越西線で石油の迂回輸送が始まったというニュースが流れた時から、「どうせ行くんだろ」って顔で見てた(原色凸ぐらいは見分けられるように仕込まれている…)ので今回は案外すんなりOKが出ました
【2011/04/13】
【あつみ温泉〜小岩川】
計画当初は空港から磐西直行の予定だったんですが、門司から応援に来ている銀ガマ(EF81 304)が撮れそうということで、まずは日本海沿いを北上。どこか九州とは違う羽越本線らしい場所ということで、当初笹川流れの順光側とも思っていたんですが、雲がどんどん出てきたのでここまで来てしまいました。何かちょっと水俣あたりっぽくもありますが…。アップはあちらでそれなりに撮っているので、遠景優先ということで。それより結局淡いながらもふたたび晴れてしまい、面光線となりました…。ここは貸し切りで極めて平和
【日出谷〜鹿瀬】
赤谷経由でショートカットして、やっと磐越西線沿線へやって来たのは夕方。場所考えてる余裕も無かったので、超定番の日出谷鉄橋へ。ここもサイド薄そうなのでちょっと巻いた場所に立ちました。次位でやって来た鷲別から応援の1184号機はこの日が初仕事だったらしく、またもや「運命」を。区名札が誇らしく見えます。ちなみに私がこの場所で撮ったのは約20数年ぶり…
【馬下〜猿和田】
ここもド定番らしいです。私は初めて来ました。途中寄り道をしなかったので到着は早かったのですが、気付くと周囲を三脚の林に囲まれていました。それでもその林の下を縫ってほぼ全員が後追いアングルも撮ってました…。超趣味的見地ながら、寸胴タキはやはり青か黒かと。せめて1色塗りにして欲しいものです(※意見には個人差があります)。西日本の旅客電車より塗装に手間かけてるってことですよね
【2011/04/14】
【上野尻〜野沢】
1発目は公開することもはばかられるほどの大失敗をしまして、気を取り直して高速で先回りしますと、飯豊の山々がそれなりに見えてましたのでまたもや激混みの場所へ。もう「御召でも来るのか?」ってな雰囲気です。私はたまたまですが、天気を見て出撃している人も多いんでしょう。この場所も初ですが逆アンは四半世紀前に来ているはず
【山都〜喜多方】
上野尻で深名線時代の知人に会いまして、先導してもらったのがこの鉄橋サイド。飯豊と春耕期に入りつつある下界から列車が浮かび上がり、やっぱり遠景も良いなと思った次第。かぶりつきじゃない場所はそれなりに平和です
【猪苗代〜川桁】
一応磐梯山バックも押さえたかったので、そのまま川桁カーブへ直行。1時間近くのんびり待ちました。この辺りは「いわき」ナンバーの車も多く走り、その度に後ろめたい感情がわき上がります。通過10分前に緊急地震速報が入りまして、直後に畑がユラユラ揺れましたが無事ほぼ定時で通過
何か習作っぽいカットが多くなってしまいました。もうちょっとクネったのや俯瞰もやりたかったなとも思いますが、来られただけでも満足。鉄じゃなくても落ち着いたら、またこのあたりに来てみたいものです
【動画編】
【食湯特別編】今回の旅は、極力「金を落とす」ために私の個人旅行にしては贅沢をしました。宿には無断ではあるんですが、DD53以来のこのあたりの常宿である咲花温泉「碧水荘」をちょっとご紹介…
対岸から見た咲花温泉街でございます
(たぶん)旧館なら素泊まり5000円、3人以上なら3000円という値段設定と、硫黄臭に満ちた泉質の良さがこの宿の魅力。露天風呂あり。鉄の際には利用価値高いです
別会計ですが「そば定食」や朝食代わりの弁当も作ってくれました
【磐越道磐梯山SAにて】
弁当類は売っていなかったので、福島県会津産牛乳を飲みました。放射能は目に見えない、だから「風評」に立ち向かうには面倒でもいちいち計測して安全証明をすることが必要なんじゃないかと思います。機器もなかなか揃わないかもしれませんが、原発周辺地域ではそのようなシステムが早く構築されることを願っています
このSAは被災地支援の方々の後方基地のような雰囲気でした。磐梯山と「広島市消防局」が並ぶ風景が、いまこの地域の現実なのでした
【同行者】お世話になった方は数限りなく…
【おまけ動画2本】
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