うって変わって3日目は非鉄(「つれづれ」のみ)です。カメラもスナップ用のみ。現在の実家は大森海岸なんですが、自分が東京にいた頃は「ゲゲゲの女房」でちょっとだけメジャーになった調布に住んでおりました。通学、通勤、鉄と、家を発つ時にお世話になったのは京王帝都電鉄。この日の夕方には母娘が旭川から合流することになっていたのですが、何とムスメが熱発となりまして、様子見のため上京2日延に。ということで東京での余暇がさらに転がり込み、記憶にある限り10年以上ぶりに京王線に乗車し、旧実家を訪ねてみました。なお、今回は自分への備忘録的要素が強いので悪しからず…
【大森駅】
▲またいつもの大森駅から。このような古い構造物が残ってるのってステキです
▲一昨日の続き。架線柱が左のものに変われば、国電区間でお馴染みだった「ひふ病おでき薬局」看板も無くなっちゃうのでしょう。ところでこの看板と対になっていた「ノザキのコンビーフ」ってまだ残っている所あるんでしょうか?
▲山手線に乗り換え目黒付近。幼少の頃に父方の祖父と103系やクモニ13、貨物のEF15なんかをを眺めていた橋(白銀桟道橋)。当時は原宿宮廷ホームのような淡いピンク色で、手すりは子どもならくぐれる程度のモノしか付いていませんでした…
【新宿駅】
▲やはり子どもの頃に「グリーン車の窓」と呼んでいた場所もそのままで…。停まっている車両も昔のまま? で大変結構
▲配置はそのままで張りボテのようになった(※意見には個人差があります)連絡改札へ。かつてここを抜けるために、入鋏済み回数券をストックとして所持しておりました(※時効事案)…
▲独特な雰囲気の頭端式ホームへの入線風景。車止めと「横断禁止」の文字は昔のまま。車両は新参者ですね〜
▲明大前。宅地と線路が接近しすぎているのがいかにも京王線!
▲桜上水。この踏切脇の建物は、かつて桜上水止まり終電で以西へ行けない人を収容する、簡易宿泊所でした
▲最近は有名撮影地になったのか、よく写真を見る(昔は写真を撮ってる人なんかいなかった…)国分寺崖線を駆け下りると、いよいよかつての最寄り駅です。ちょん切られた架線柱の上には、高圧鉄塔が伸びていました。思えば母方の実家は国分寺市内藤の多摩蘭坂上、幼少の頃住んだのは狛江市東野川(最初は小足立といっていた)、そして小学校途中から調布市柴崎と、このハケには縁がある前半生でした…
【つつじヶ丘駅】
▲で、懐かしの最寄り駅です。よく線路の上に1円玉を置いて潰した(※時効事案)現場前の、滝坂小学校の刑務所みたいな塀は昔のまま。スーパーは昔は「忠実屋」でした
▲2面4線は変わりませんが、そもそも橋上駅では無かったハズ…。南口(右)の畑にかすかにかつての名残が…。でも「忍者屋敷」と呼んでいた駅前の寿司屋は少なくとも建物は無くなってしまったよう…
▲3番線(上り)へ入って、下りへ出るワケのわからない回送が設定されていたり…
▲ちょっと安心する遺産のような、旧駅時代のままの看板
▲大人運賃になった時は新宿まで140円だったか…。複々線化断念で値下げした事もありましたが、あまり値上がりしていないのは立派
【つつじヶ丘駅北口ロータリー】
▲利用していたのは北口。タクシー、バスの乗り場の配置は変わっていませんが、建物密度が劇的に増えています。かつては連絡地下通路の階段を上がると北口改札があり、その外がこのタクシー乗り場。当駅着の終電だとそこにコワイオジさんがずらりと並んでいて、「はい府中の人いないか〜」とささやくような声で客引きをしていました(※時効事案)。正規の京王タクシー乗り場はその時間はいつも長蛇の列で、黙認状態でした…
▲この一画(中央)だけは30年前と変わりませんな〜
▲毎朝オヤジとバトルを繰り広げていた(※時効事案)自転車置場は巨大なマンションに…
▲この柵も昔のもののままのような気がしました…。ちなみに昔のバスは行き先幕に「つゝじヶ丘」と書かれていましたが、子供心にも不思議な標記でした…
▲かつてのホームグラウンド(左)は改装しつつもご盛業の様子(※時効事案)
▲家は駅までどんなに急いで歩いても15分はかかる場所にありました。これが苦痛で自分自身で選ぶようになってからは、すべて駅至近の物件に住んでいます…
▲小学生時代のう回通学ルートへ行ってみたり…(現在は行き止まり化…)
▲地元選出の国会議員が代替わりしていたり…(※特定の政党を支援する事が目的ではありません)
▲こんなものが妙に懐かしかったり…
▲再び駅近くへ。乗らないと遅刻、って時にはよく踏切から直接ホームへ…(※時効事案)
▲三方向へ向いた踏切警報機ってのも、現在の生活(北海道)では見ないですね〜
▲暗闇からこつ然と現れるのが、京王線の新宿駅。次に乗るのはいつなんでしょう?
▲ライトアップでも撮ろうかと帰りに丸の内へ寄ってみましたが、高層ビルだらけになって空間そのものが異質で、外国のように感じました。人の多さにもゲンナリ。夕方のラッシュ前に大森へ戻ったのでした…
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