え〜デジカメバッテリー使い切りという大失態を犯しまして、ヒグマのように執拗なA型の私(※先輩からは『お前のようにいい加減なヤツがA型ならば、オレはA型を辞める』と言葉のパワハラを受けたこともありますが…)としては、かえって阪堺に対する思い入れというものが生まれました。また仕事や夜のお付き合い(お嫌いじゃありませんが…)がヒマになるタイミングを見計らって、再訪を狙うことにしたのです。出張もダラダラと延びて終わりが見えない状態になっていたので、年度末だし同僚と交代で年休消化をしようということになりました。ちょうど26日は私が休みで、夜は天王寺の現地上司宅でお好み焼きパーティーという予定になり、「これは神の思し召しなのだ」と(都合良く)解釈してゆっくり体を休めた上で、昼前から活動を開始したのでした…
【2013/03/26 vol.3.1】
▲ 厳密には南大阪でも何でもなく「キタ」そのものの梅田貨物駅…、タイトルはノリですから細かいことは気にしないで下さい。駅自体は10日前のダイヤ改正で、大阪駅時代も含めて一世紀以上にわたる歴史を閉じています。在線車両は無く、行き交うトラックも残務処理のためのものと見受けられます。宿の線路向かいで毎日眺めていて、良い機会なので環状線に乗る前に行ってみました。関西は同一箇所にあるのに鉄道会社によってまったく違う駅名(※『大阪』と『梅田』、『天王寺』と『大阪阿部野橋』など)だったり、同じ名前なのに全然違う場所にあったり(※『尼崎』『伊丹』など)しますが、実は国鉄にも「梅田駅」があったということは、一般人にはほどなく忘れ去られてしまうんでしょうね…
▲ 外回り鶴橋経由で天王寺へ参りますと、かつて急勾配でEF58がソロソロと客車列車を推進回送していた連絡線の残骸が…。最初に921レで到着した時には、何故阪和ホーム到着なのにバルブするのが関西本線中線なのか、さっぱり理解できないミステリー状態でした…
▲ 昼飯はそれこそ921レ到着後に散々お世話になった天王寺うどん。当時は屋台のような建物に行列して群がりながら、って感じと記憶していますが、小洒落た? 店舗に模様替えしてさらにICOCA対応食券自販機まであり隔世の感… ▼ かと思いましたが、変わったのはうどん屋だけじゃないかと思えるほど、30年の時を経てもほぼ当時のままの阪和線ホームに心が安らぎます…。9番降車ホームで待っていれば、客レが入線して来そうな(924レ『はやたま』、9922レ『いそつり』待ちの乗客はここに並ばされた…)錯覚を覚えます…
▼ 動画篇ですが、普通列車はこれまた30年前の車両のままというのも驚き…
【おまけ】ほぼ30年前の阪和線〜紀勢本線の直通普通夜行列車鉄道音景です(※個人利用目的以外のダウンロードは禁止します)<1986/01/05> 9922レ「いそつり」(定期924レ先行の臨時増発夜行普通列車)
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▲ 南海天王寺支線の線路が残っていることを確認して…
▲ いよいよふたたびの阪堺電軌のりばへ
▲ 早いですがきょうのきっぷ。3回乗車分の値段で阪堺乗り放題。スクラッチ式で乗車日の日付を削るというのが斬新です
▲ この日も順調に最旧型車はやって来ます。南海高野線を乗り越える神ノ木で桜並木を見つけて降りてみるも、阪堺とはどうしても絡まないので駅撮りで…
▲ そして住吉リベンジ。奥左に見えている電停は別の停留所「住吉鳥居前」です。▼ 車輪で削られた部分だけが鈍く光る交差部
▲ 両停留所間を行ったり来たり。見た限りこの場所だけにあった専用軌道をアピールする看板とともに…(※ちなみに我が北海道では毎冬シーズンに必ず1回ぐらい、踏切から鉄道線路に右左折(進入)しちゃって脱輪立往生、って事故が必ず起きます…)
▼ 一旦、雑踏との絡みを撮りたくてふたたび天王寺駅前へ。古色蒼然な塗装車が、都会の道を行きます
▼ 1駅移動して阿倍野へ。日常生活の中に、このような車両が溶け込んでいるというのが素晴らしいですね
▲ 咲き始めたばかりの帝塚山の公園のサクラを絡めてみたり…。だいぶ土地勘、ダイヤ勘も付いて来ました
▲ ふたたび住吉近辺へ戻りまして… ▼「すみよっさん」のサクラ越しに。お相撲さんが大勢いらっしゃっておりまして、間違ってバスに乗せられないかとヒヤヒヤしました…
▼ ついでにチャリンコのオバちゃん・軽自・チン電の並走デッドヒートも…
▲ 住吉を離れ、さらにディープな雰囲気漂う恵比須町方面へ
▲ ムコ発氏と乗った時、もう1カ所面白そうだなと思っていたのが直線上に通天閣がチラリと見えるこの辺りだったのです…
▲ いよいよ日が暮れ始めてライト点灯! 背後で燦然と黄色く輝くは、庶民の味方(らしい)「スーパー玉出」です。後日、社会見学・向学のために歩いた◎田新地(※所持金1000円で歩いただけで、買えなかった買ってないので…。念のため)へ向かう飛田本通の商店街や、西成警察署近くにもありました…
▲ 良い雰囲気になって来ましたね〜。しかしこの北斗星塗装? は沈み気味で夜景走行撮影には少々不利な気が…
▲ ミドリ雲が直線を進む間に、めでたく通天閣点灯となりました。最新のカメラならもっと高感度でキレイに撮れるんでしょうが…。ちなみにお好みパーティーは都合で翌日に延期になりました…、ど〜でもいい事でしょうが…
【2013/03/29 vol.3.2】
3日後は仕事後に「新世界で串カツ」ということになりまして、間合いを利用してまたもや同じ時刻の同じ場所へ。ちなみに汎用ズームは望遠側が暗く、一脚も三脚も持って行かなかったので、とにかく乱写して止まっているもののみを残す…、って要領での撮影になっています
▲ この日の乗り換えは新今宮(上)=南霞町(下)。この駅は西成暴動の際に全焼してしまったというイワクツキの場所。線路ははるかに背丈を超える金網に囲まれ、駅構内にバラストが無いのは暴動時に投石の飛礫にされないため、とのことです。時間帯も考え、単独行動でもあったので人がいる写真の撮影は控えておきました…
▲ 都合良く日没時に最旧型車が来るかどうかはわからなかったのですが、何とか通天閣点灯→真っ暗の間に来てくれました。▼ 最後のカットはいよいよ真っ暗になったので、塚西の交差点で信号待ちしている間に、車を跨ぎ越して撮影。ちなみに冷房シーズンには最旧型車は原則お休みになるということなので、撮影を考える方はご注意くださいネ!
まだ つづく
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