結局半月に及んだ出張にメドがついたのは年度末そのものの３月3031日。翌１日が移動日ということになりました。シーズンド真ん中の花粉と連夜の宴、宿のコインランドリー争奪戦、仕事の重責？ ですっかり疲れ（※そりゃあ空き時間さえあれば漫遊しようと狙っているんだから、フツーの人の倍は疲れます…）果て、ゴロゴロしながら宿から１回の乗り換え（札幌）で自宅最寄駅まで帰れることから、復路も「トワイライトエクスプレス」利用とすることにしました。残念ながら何回タタいてもらっても個室残席ナシということで、ひさびさの開放Ｂ寝台下段利用。何と会社規定運賃の半額で戻ることとなり（いま思えばネットで航空運賃の満額領収書取れば良かった…。当時はそんな精神的余裕無し）、自分の愛社精神の深さに感じ入りながら春の仮の住処を発ったのであります…
▲ 宿は駅隣接でチェックアウト時刻正午、ということで、さんざん世話になった「ぶらり横町」で関西出汁を朝食として味わい、部屋へ戻って乗車列車の入線を眺める（※写真は廊下から）という余裕の段取り。帰郷を祝うかのように、カットに入った車両は（塗色や改造はともかく…）すべて国鉄型となりました…
▲ 観光臨時列車とはいえ、種車が24系なだけに出発シーンにはそれなりに旅愁を感じます ▼ 昼前の大阪をカルテットですがソロソロと出発。ホーム先端はご同業予備軍がイパーイ…
▲ 基本設計は変わらないながらも、色調は関西風ゴージャスに改められている開放Ｂ寝台 ▼ 当然ひとり酒宴の準備は抜かりありません！
▲ 対向の「トワ」と離合しまして…
▲ シロクニ「つばめ」時代から変わっていなさそうな京都のホーム屋根を望み…
▲ 満開の鴨川のサクラが列車を見送ってくれる頃には、最初のおネムの時間に…
▲ きょうのきっぷ。札旭間（のみの）指定席利用というのは実は初めての贅沢かもしれません。あ、旭川→旭川四条は今日（10日）まで乗れたんですね
▲ アマモノを買っていなかったので、普段はバカ高くて買わない車販のアイスに手を出してしまいました（何というか、『トワ』スタッフの営業トークはすごく上手い気がします…）。意外とご近所で作られてるのね…
▲ 開放Ｂなので視界は左右両側に開け、白山、立山連峰も何とか見られました
▲ 泊付近までは弱々しく太陽も出ていたのですが、肝心の新潟県沿いではド曇りの天気に…
乗車後しばらくは区画独占でしたが、時節柄大学入学でもして引っ越すのか、金沢と富山から若者が乗って来て、意外と一般利用もあるものだなと…。区画内があと２席発券されていることは事前に聞いていて、差別的意図は無いながらも「アジア系観光客と乗り合わせたら騒々しかろう」という恐れは杞憂に終わりました…
▼ 翌朝食は注文取りのウェイター氏に言われるがまま食堂車を奮発。まあ「ムスメもいないので気楽に行けるな」と考えていたのですが…
▲ 「ゆっくり寝たい」と最終回の８時20分を予約。で、ゆっくりし過ぎて起きると午前８時19分（案内放送で起きた…）！ 歯ブラシを手に途中の洗面所に立ち寄り、そのまま食堂車へ向かうと、心配したウェイター氏が迎えに来るところでした。何でも４月１日から朝食メニューを一新したそうで、往路とほぼ同じ値段ながら、なかなか非日常を演出した朝食が美味しゅうございました（※映画とかでよく見るスタンドに乗ったタマゴを食べたのは、人生初でございます…）。北海道新幹線函館開業がリミットではないかとささやかれる「トワ」ですが、こうやって次々と工夫をこらす様には非常に好感を持ちました
▲ 札幌に到着。最近注目している某ブログの影響で、「モノクロならまだ見られるかも（※意見には個人差があります）」と考えて…。確かにソレナリですが、わざわざ前からの走りを撮りに行こうとは思わないですね（※意見には個人差があります）〜
▲ 「かむい」に乗り換え無事帰宅となりましたが、「あと10時間は余裕で乗れたな」と思えたちょうど24時間の汽車の旅でございました…。そういえば深い雪に埋もれた苗穂には、C11207が有火でたたずんでおりました…
おわり
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