札幌漫鉄オヤジの鉄写真撮影記 Satsumann's Railroad Photograph Log

国鉄時代に生まれ、当時の車体色を維持する車両を追い回す!

      「 国鉄型車両には、旧態依然スタイルの鉄道写真がよく似合う…」                   Restart 2018/09/10 689400-

【 基本、写真が主、動画が従、のスタンスで撮影しております。悪しからず 】                                      
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【2015/07/18】道内最古参営業車バスで行く「おかえり沼牛駅」の旅

  【今回は鉄道車両はいっさい出てきません。悪しからず!】
 3連休初日にちょっとイカした鉄? イベントがありました。ちょうど20年前の初秋9月に廃線となりました「日本一の赤字ローカル線深名線の沼牛駅を、1日限りで復活させてしまおうという「おかえり沼牛駅」。廃線後に駅本屋を所有することになった幌加内町から管理を一任された方に、地元有志と近隣 (といっても道内ですからその範囲は100キロ単位になるワケですが…) の鉄ども (敬称略) がほどよく交ざって実現したイベント (という解釈でヨロシイんですよね?) といった体。鉄心をまったく理解しようとすらしない行政主導の残念な車両保存や名ばかりの鉄道イベント (※意見には個人差があります) や、地元の方々や一般乗客、利用客から眉をひそめられながら勝手に盛り上がってる参加することがちょっと躊躇されるような、マニアによるマニアのため (今風に言うならヲタによるヲタのための…?) の鉄道イベント… (※意見には個人差があります) 、…とはまったく違い、本当に下幌加内地区 (駅舎所在地) の方々からこの日のためにはるか海を越えてやって来たマニアまで、会場からあふれるホスピタリティー故か、みなニコニコだったのが非常に印象的な、ある意味本当に理想的な雰囲気で満たされた廃駅イベントでありました…。願わくば今後、同様に町内に残る政和、添牛内でも年替わりで末長く…、いや、一ファンの戯言であります…



で、自分は宗谷本線和寒駅から特別運行バス「急行深名号」に乗りまして、沼牛を目指します。本来は始発の士別から乗るつもりでしたが、ムスメに出発時のトイレを占拠されていたための延発と、3連休初日の国道39号石北峠の慢性的なダラダラペースによって (どちらも言い訳…) 、早めに車掌さん主催者へ連絡して、こちら経由地からの乗車を認めてもらいました…。ちなみに画像は車体が歪んでいるのではなく、レンズ性能によるもの…



  
唯一空いていた後輪タイヤハウス上の席を確保すると、なんと昔の列車の便所のようにタイヤが見えます!(※別のタイミングで撮影したカットです…)そして前席背面には「ここに座ったひと私とエッチしよう 返事かいてね (一部推定) 」「OK」と、なんとも昭和末期な彫文字が…
         





そう、ご尊顔は後回しですが、乗車しているのは旭川四条「ぽっぽや」さんが借り上げた、道内営業車中最古で唯一のモノコックバス、士別軌道の日野RC1982年車なんですね〜 (※バスはまったくの門外漢なので、ネットからかき集めた情報をコピペで羅列しております…。RCってラジコンカー…、ではないよな…)



     
小学生の時に乗っていたバス以来で、非ワンマン用車掌さんスペース (車掌台というそうな…) が残っていたり…
   
なんだかいろいろと懐かしい感じあふれる車内でございます…




幌加内町内へ入ると、「あの時」と同じ、白いソバの花 (※じつは早生の畑?) が迎えてくれます…




そしていよいよ沼牛駅へ…、って所で、早着防止のために道端で撮影会! やっとご尊顔拝見ですね〜。シフトレバーとか、サイドブレーキレバーとか、素人目にも「あぁ昔のこんなんだったよな〜」と…
   




時間調整の甲斐あって? 定時到着の沼牛駅ではカメラの放列にて、手厚い歓迎…、ってか、メチャメチャ人集まってる〜!



   
沼牛到着と同時に、ジメッと暑い幌加内の夏ですから「お早くお召し上がりください」の「沼牛弁当」をいただき (こちら道北の鉄イベント弁当ではおなじみの、名寄北インター横「たまさぶろう」さんの手によるものなんですが、いつものことながらマニアックかつ美味くて本当に感心させらます。今回のバス乗車は、この弁当が当たる =※北海道弁=のも理由の一つだったりします… ) 、さらに幌加内へ来たからにはと、手打ちぶっかけ蕎麦も2杯いただきます。雪下貯蔵の粉を使った打ちたて、茹でたてで1杯200円 (さらに実は2杯とも奢られたんですが…)! どれだけ太っ腹なんだ? 蕎麦の町は!
       



   
などと食い優先にしていたら、バスはフォトランへ行ってしまいましたので、自分は残りまして…





到着後1時間も経ってから、ようやっと今日の主役、沼牛駅舎と向かい合います…。このちらほらと観光客がいる雰囲気、ちょうど20年前の「最後の夏」の再現ですなぁ…。もっともこの沼牛の事務室窓は当時すでにベニヤ板で塞がれていたハズですので、たたずまい的には当時を超えてるかも…。現役時は立ち寄り回数がかなり少なかった方になるこの駅ですが、市街地道路の直線延長上ドン詰まりに構える駅舎の存在感、好きでしたね〜。この日だけ、下幌加内 (転換バス) と沼牛駅 (士別軌道) の2つのバス停留所が併存していることにも注目!



   
こ〜いう画角にすると、現役時そのものですな〜。駅名標看板ももちろんですが、やはり電灯の効果が絶大…。そういう意味では、このドン曇りで良かったのかも!





展示物も過剰感や違和感が無いのはサスガ!通票安全標語幌加内駅の柱に付いていたもの。やはりここにあってこそですね〜。たしかにふ。確かモジャ君のでかい黄色いのも便所横の倉庫に貼られてたな〜。たしかにふ。カラー、デジカメで再撮影するなんて、夢にも考えませんでしたよ…。たしかにふ。ちなみに「た=タブレット し=信号 か=客 に=荷物 ふ=ブレーキまたは踏切」ほか諸説。たしかにふ。「『たしかにと』と=時計」もあったね。たしかにふ





さらに普段は資料館でお目にかかれない、20年ぶりの再会となる展示物なども眺めておりますと…




バスが戻って参りました…。違和感無い手前のバイク等は、普段倉庫代用だった駅舎に収められていたモノ


   
宴もたけなわプリンスホテルとなりますと、車両のヘッドマークならぬ駅名標の架け換えなども行われ? (北海道標準型木造駅舎建築なので、違和感はまったく無いワケです…)


 バスは沼牛駅を出発
  
きちっと幌加内駅跡 (※モニュメントの線路位置はインチキですが…) や…深名線随一の遺構で、保存会が守る第3雨竜川橋りょうに立ち寄り
  




朱鞠内では現在の深名線と、偶然? のコラボフォトセッション!(※モニュメントの位置はインチキですが…)




そして士別軌道本社に帰着し、儀装を解いてオツカレサマ!
       
   
 のハズだったんですが…



 士別到着数分前に宗谷本線普通上り列車が行ってしまいまして…、沼牛から付かず離れずの撮影部隊となっていた、仮面サイダーさまの車へ添乗させていただくことに…




ふたたび沼牛へ参りまして、急遽催された仮面サイダーライティングの夜姿バルブ大会にタナボタ参加して、降り始めた雨の中、帰路についたのでした…


     
懐かしの昭和のバスの走行音は、動画篇にて…
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