札幌漫鉄オヤジの鉄写真撮影記 Satsumann's Railroad Photograph Log

国鉄時代に生まれ、当時の車体色を維持する車両を追い回す!

      「 国鉄型車両には、旧態依然スタイルの鉄道写真がよく似合う…」                   Restart 2018/09/10 689400-

【 基本、写真が主、動画が従、のスタンスで撮影しております。悪しからず 】                                      
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【2015/11/01】遠征2日目。もう10日も経った? な幌延駅発着秘境駅CT参加記

 で…、と書き出すには前回更新から一週間も経ってしまっておりまして、さらにはイベントそのものからは、はや10日も経ってしまったワケですが…。翌2日目は、宗谷管内幌延町が今年から始めました鉄企画「秘境駅フェスタ」の目玉企画、「幌延駅発着秘境駅チャレンジツアー」に行ってきました(前日のトークショーも、このフェスタの一環だったというコトですね〜)。秘境駅とは本来のイメージからすれば、外界と隔絶された車道すら周辺に無いような駅(行ったコトある場所では奥羽本線赤岩とか、土讃線坪尻とか…。あとはかねて耳驚かしたる室蘭本線小幌か…)のコトかと思ってたんですが、最近設定されるようになったランキングでは、ざっくり言うところの「サビしい無人駅」も含まれるんだそうで…。そこに目を付けたのが、町内8駅中6駅がランキング100位にめでたく? ランクインしている同町なんですね〜。ついには「秘境駅の里」を名乗るようになった町の役場内に、自称非鉄な有志により「ぽっぽろ愛好会」なる団体が立ち上がりまして、秘境駅押し 推し、なイベントを春ぐらいから次々と繰り出し、北海道新幹線開業という錦の御旗の許、バーターで在来線切り捨て策に着手したJR北の気勢を削ぐのにまずは先手で成功したとか…(なんと言っても北見市内の金華は来春廃止なのに、同じ旭川支社管内の幌延町の駅は、とりあえず無傷ですからね〜)。その天晴れな自発的活動の一助になれば、というよりも、「一日で町内全秘境駅を実費で巡る」というなんともおバカな(※褒め言葉)ツアー内容に敬意を表し、参加してきた次第でゴザイマス…




 まずはツアーのチラシから行程表。ダイヤグラム形式、というよりはほぼ運用表様式のマニアックさ…。これでも非鉄なのか、という疑念はわきますが…(最近、代表者は「プチ鉄」になられたそうです)。我々にはやっぱりこちらが一目瞭然ですな…。列番が書いてあればもうカンペキだったのに…


  
 宿を出て、音符のように並んでいるカラスを蹴散らし…




 午前6時なのに人の気配あふれる、集合場所の幌延駅】へ…   稚内から2連でやって来た回キハのうち、前が旭川へ、後が稚内へ戻るというお得意のパターン。で、すでに「快速」表示で現れたツアーファーストランナーは、赤帯入り「当たり」のキハ54 529元急行「礼文」仕様車! これはなかなか幸先良いですな〜




 同行取材付きで「ぽっぽろ愛好会」さんの簡単なレクチャーを受けまして…

 「パッとさいでりあ〜」風リニューアルを受けた【問寒別駅】にて下車。「ということは、残す気あるんだな〜」との参加者のシビアなご意見も…。ちなみにここは、上位100位にはランクインしておらず…
   



 折り返しまして、あっさり幌延の至宝、秘境駅ファン垂涎の【糠南駅】へ。あり得ないぐらいの人で埋まってしまいました…。まぁ祭りですから!




 ふたたび問寒別に戻る行程は、 発列車を撮影の後(実際にはその後の代走S宗谷までいたんですが…。そちらは動画篇にて…)、 1駅区間歩いてみるルートを、ほとんどのメンバーが選択
     



       
 それでも大いに時間が余りますので、問寒別といえば、の町営簡易軌道跡を地元ガイドの方に案内していただいたり…

 さいでりあ駅舎内で、差し入れのコーヒー&おにぎりをいただきつつ、紙芝居風の歴史絵巻を鑑賞して過ごします…。簡易軌道、やはり地域の誇りだったんですね〜

※ちなみに問寒別駅隣接トイレは、タンク式簡易水洗&手洗水完備(冬季不明)でございました…


     
▲ 動画篇は、糠南周辺でまとめてみました。ノースレインボーエクスプレス(でいいんだっけ?)代走でございます…



 そして一行は、フェスタ現地特設会場という位置づけの【雄信内駅】へ移動。ホームが見えるまでは、「人来てるかな〜」なんて主催者は不安そうだったんですが…




 これまた、かつて見た事ナイ混雑ぶり!  あの夏の沼牛駅のバスも来ており…、 もちろん乗車。雪レ撮影でしょっちゅう通る道も、なんだか新鮮に感じます!
       


     
 果ては幌延と言えば、のトナカイのサブローくんも登場!





 下りS宗谷通過時は撮影会状態。撮影者の数もなんですが、ホーム上で列車監視して敬礼する駅長(本物の幌延駅長)なんて、無人化以来の光景なんでしょうね〜。どうせならフライ旗も掲げてもらえば良かったか…




 ちょっとの隙に、いつもの人いない風な雄信内&レトロバスを狙ってみて…  またバス停もちゃんと出てますな〜。相変わらず芸が細かい!
          



 天塩川対岸の雄信内(おのぶない)地区 幌延町内の地元地区からいらっしゃった方も、大勢の来場者に驚きつつも、ご満足な様子…



     
 特製弁当をいただき、 宴もたけなわになり、サブローに駅長帽(本物)をかぶらせて、撮影会してみたり…
       


 ちょいと抜け出して、前日苦労した糠南俯瞰地点の「ここのササを刈れば、秘境駅展望台として売り出せますよ〜(撮りたいモノ来ないんですが…=※意見には個人差があります)」と会長をたきつけてみたり…
     


 しているウチに、あっという間に行程中もっとも長い、5時間近い滞在時間は過ぎて行ったのでした…




   
▲▼ 次に降りましたは、「私、七十余年前にこの駅前の鉄道官舎で産まれたんです…」とまさかの告白をした方がいた【上幌延駅】。人生、そして駅にはドラマ在り! このツアー告知の新聞記事を見て、ここまで来る気になったのだとか…。夕闇が迫るかのようですが、まだ午後3時まわったトコロ…。平日なら通学時間帯ということで、次第にアミダの効率が良くなって参ります!



          
▲▼ また折り返しまして、前日のトークショーで南田氏が「待合小屋スゴ過ぎ!」と絶賛? していた南幌延駅】へ。確かに小屋もすごいけど、備品のジョンバ(※北海道弁)は、もはや資料館レベルの年代物なのでは〜?
   


 ここで大変有り難かったのが、とても小屋にツアー参加者(この時点で20人ほど?)入りきらないな〜、と思っていたら、駅前の会館に暖房を入れて、待ち時間約1時間半の休憩場所を地元の方が提供してくださったこと。町主催のツアーならではなんでしょうけど、母さん(※北海道弁=妙齢の女性の通称)手作りの蒸しパン、心にしみたな〜。「ラッセルの時も暖房入れとくから使いなさい」と言ってくれたけど、本当にイインデスか〜?(※父さん=北海道弁 の話に聞き入って、撮り逃す危険性大のような気も…)
   



 いよいよ日が暮れてから通過のサロベツは、ガラにもナイ撮り方をしてみまして…



     
 暗闇の朝礼台ホームにこの人数、どう見ても異様! でもまあ祭りですから…
 木製ホームに落ちる車窓の灯り、キハ54もリッパな国鉄型ですね〜
   



   
▲▼ 駅まで来るのは初めての【下沼駅】はもはや闇の中。折り返し時間もあまり無かったんですが、ちゃんと駅前の湧水も飲んでみました…
       


   
 ワンマン故の一日中繰り広げられた、時には釣り銭も無くなり参加者同士で融通した、運転台横運賃支払機での渋滞もいよいよ最後となり…



 【安牛駅】に到着し、ついに「全駅完乗」です!



     
 待合室内には町民? からの暖かいねぎらいの言葉が…  朝からず〜っと(車で)付いてきていた、監視役? にシャッターマンをお願いし(まあそれだけの仲になったということです! これも一種のストックホルム症候群…? ←いや、たぶん違ってマス…)、記念写真を撮った後…
          




 いよいよ幌延へ戻る、ラストランナーが入線


 幌延到着後は、出迎えてくれた駅長、事情がイマイチ飲み込めていなさそうなウテシ氏、監視役氏も含めてのふたたびの記念写真となりました! 車両はファーストランナーと同じくキハ54 529。赤帯入ってるだけで、ずいぶんシマって見えますね! そしてこの旭川-幌延直通列車は、南線では雪レの前走となるピント合わせ列車。それはそれは、感慨深いモノがございました…
   


 来春改正で駅の廃止は免れた宗谷北線ですが、普通列車の減便は避けられない事態となっているようです…。同パターンでの乗り潰しをご検討の方、お急ぎくださいませ〜(雄信内を乗り切れるかどうかがカギかと…。冬場は命の危険を感じたら、引き返す勇気も必要です! ちなみに午前6時前幌延での食糧確保は、踏切を越えたホットシェフ&カフェ有りのセイコーマートに行くしか無いと思われます…。Aコープといかんべつ休業日には、昼食まで確保していくのが賢明かと…)
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 ▼ラッセル車動画の再生リストです! Playlist of Snowplow train(Youtube)

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