札幌漫鉄オヤジの鉄写真撮影記 Satsumann's Railroad Photograph Log

国鉄時代に生まれ、当時の車体色を維持する車両を追い回す!

      「 国鉄型車両には、旧態依然スタイルの鉄道写真がよく似合う…」                   Restart 2018/09/10 689400-

【 基本、写真が主、動画が従、のスタンスで撮影しております。悪しからず 】                                      
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【悲報】嗚呼、北海道内黒ホキ車によるバラスト工臨終了確定…

 撮るもの無くてツナギネタだってことが、バレバレだとは思うんですが…
 先月中旬に釧路所属のホキ800形12両の廃回陣屋町まであったそうで…。ここしばらくハンドル訓練以外の仕業が設定されず、各所で黄色い工事機械のミニホキを目にすることが多くなったことからも、ほぼ終了したと目されていた、北海道内の工事臨時列車を仕立ててのバラスト散布。その歴史が閉じられたことが、この回送を以てほぼ確定したと見て間違いなさそうです…。ついこの間まで黒貨車がゴロゴロしていた岩見沢構内ももぬけのカラですし、レールですら最近はチキではなくトレーラーで運んでいる姿が目撃され、釧路持ちの「流氷ノロッコ」はカマの廃車を理由に列車自体の廃止を発表…。本当に最末期の雰囲気が漂って参りました…。もはや遠い目をして、「あの頃はヨカッタ」と、これまでこの撮影記に出してきたカットを再掲し、勝手に振り返らせてイタダキたいと思います…
※ハンドル訓練列車は除いております




2008/05/20 デジイチ時代を迎えて撮り鉄を本格的に復活させまして後、当時は711系やキハ40の原色はまだ復活していない時代でしたので、いつ来るかイマイチ読めない貨物の原色DD51とともに、メーンターゲットとしたのが北のDE15でした。ラッセル以外の夏姿で半定期的に動くのはマヤ検と工臨(あと蒸機列車の補機仕業)。なかでも砂利ホキは編成も長く、かつての貨物列車の姿に重なりました。こちら留萌本線での緒戦も、ギリギリで撮り逃した重連セキへのオマージュのつもりでシャッターを押しましたねぇ…




   
2008/05/29 富良野は普段はクソキハ(※意見には個人差があります)しか走っていないだけに、未明スジにもめげずに通いましたね〜。マヤはわざわざ真夜中でも富良野で機回しするのに、ホキは必ずPPとなるのが、意味不明ながらも「まぁウレしい側に転んでるんだからいいや」って感じでした…




   
2008/06/02 そしてクソガマ率が高く(※意見には個人差があります)、当たるも八卦、外れるも八卦状態ながら、沿線風景から遠路夜通し走るしかなかったのが釧鉄ホキ。なんと言っても釧網本線はホキ8連にカマは重連でしたからね〜。当たりの原色重連で現れてくれた時には、やたらめったら雄叫びを上げるヤツを醒めた目で見ている自分も(※意見には個人差があります)、さすがに叫んでしまったような記憶が…。旭運機が出面(でめん=※北海道弁)仕業に入ってくれると、当然ながら原色率が上昇するワケですね! 弟子屈停車時間を利用して川湯の共同浴場へ寄り、発見されたダニの数はこの日がいままでの最高記録(5匹オーバー)だったかと…(← 記述後に白滝展望台俯瞰で100メートル往復で10匹という記録を再発見! しかし血に飢えすぎたのかTシャツに刺さっていたりして、記憶に残るのはこちらのヤツら…)




2008/06/11 自分が目にしたのは一度だけ。旭川からやって来たチキと、北見から丸瀬布基地へバラストを積みに向かうホキが遠軽で行き合いました。さながらDE15の楽園…。駅の雰囲気とともに、著しく国鉄…。時間早すぎて、白キハの類いも一切画面に入らなかったのもGood!(※意見には個人差があります)



2009/05/10 ハコダテクロクソムシ(=現在は絶滅?=※意見には個人差があります)発生時のショックに耐える自信がなかったため、江差マヤとともにまったく足が向かなかった道南ホキ。この時は道南貨物が凸原色だったか…。で、七飯基地に一応のぞきに行ったらなんとカマに「旭」の札が! ならばとどう見ても道南、のこの地であえて撮りました…




   

2009/06/09 濃霧ですと沿岸走りの厚岸基地往復は遊ぶしかない。ので、珍しくウマと絡めてみたり、積みを撮ってみたり…。しかも厚岸に原色が来ちゃってるって事は、本線仕業はクソガマか…、と気落ちして釧操へ行きますと…。またもや「旭」登板で大逆転! しかも「登山口」ではドン曇りだったのに、ツカ時には晴れ渡ってくれました!



   

2009/06/12 この年のホキ撮影は本当に太陽光に恵まれました。この頃はまだ札幌に住んでおりまして、時間予報の傘マークにもめげず、「蘭留陸橋直下での散布が見られるから」と重い体を引きずり未明の道央道へ。深川過ぎた辺りから前方左手に雲の切れ間が現れはじめまして、一気に血中アドレナリン濃度が高まっていったのを、現在でも鮮明に覚えております。散布される砂利はまだ濡れておりましたから…、本当に一気に天気が変わったのでしょう…。「鉄をやってて良かった10場面」のうちの1つに、間違いなく入る幸せな時間でございました…。その後、札幌の職場へ向かうアクセルは軽かったですね〜




2009/06/17 さすがにすべて晴とはいきませんでしたが…。旭鉄管内の作業員さんは全員が濃紺の作業服でそろっておりましたので、卸など撮ってても絵になりましたね〜



2009/06/25 そしてこの年の〆となった最北ホキ。利尻もほぼ全容な上に、夜明け時刻からしっかり陽光が降りそそいでくれました! この日も曇り予報だったんだそうで…、この年は平年にも増して、天気予報が当たらない、不順で読みにくい年だったのかもしれません…。「とにかく行かなきゃ始まらない」そんな思いを強くした年でゴザイマシタ…





2010/04/20 この年はいきなり狩勝峠で砂利散布がありました。積ホキ8車で登坂行程でも単機牽引…、基準がよくわかりません…。列車は途中の信号場で作業員を乗せ、卸作業もありますので道さえ迷わなければ峠区間で先回りできます。静まり返った山々にDE15のエンジン音とバラストが落ちる音だけがこだましておりました。高低差で残雪状況もだいぶ違うもんです



   
2010/06/02 一方石北スジは、とにかくどの列車でも重連。カモレで通っていた当時もなかなか見なかった上りの俯瞰。この時は妊娠7カ月のヨメ同行でしたが、林道走りで「子どもが腹の中で踊っている」と話しておりました…



   


2010/06/07 予報が良くても海霧にやられる事も多い道東の太平洋岸。この日は夜明けから日没まで文句無しの快晴! このような日にホキの運転があり、そこへ立ち会える幸せ…、とオダってたら(※北海道弁)、見事1カット目撮影地で滑落しズボンぐちゃぐちゃ…。さらには2カット目の撮影地ではタイヤがパンク! しか〜し、相次ぐハプニングに見舞われながらも撮影はすべて予定通り。やはりトータルで良き日であった事は、マチガイありません!





2010/06/10 雪融け前線とともにホキ作業も北上するため、シーズン終盤に設定されていた宗谷本線場面。和寒基地からの移動距離が長いため、ラッセル同様昼間の作業と、ホキ10車という長編成が魅力でした。さらに積車で塩狩峠を越える仕業だとカマ重連! 勤務地も旭川となり、朝練でこんなものが撮れてしまうという…。幸せな日々でした…



   
2010/06/15 そして珍しくこの年の宗谷には夏姿DE15界の「ロクイチ」こと(※意見には個人差があります)、羽根カプラーを持たない1520号機が投入されておりました。有名撮影地が作業地点。しかも行程差し換えで、下り作業から上り作業に変更になったんじゃなかったかな…



2011/05/19 短編成化、すなわちホキの退潮方向が、明らかに見え始めたのがこの年だったか…。「近所」なら、多少天気が悪くても出撃しておりました…


   
2011/05/20 翌日は同じ富良野線でもいつもの6車になってますね。サクラの開花も年や場所によって違うもんですが、この時は上手く絡んで…、というか実は、前日はギリギリ追っかけ切れずに間に合わなかった場所なのでした〜



   

2011/06/01 局が違えば同一日に運転される事もあるワケでして、この日は石北と釧網を両天秤にかけ、原色確実な石北を金華まで追ってから転戦。釧網も結局原色重連で走っておりまして、疲れつつもなんともゼイタクな1日に…




2011/06/02 この日の釧網には害虫クシロアカクロマダラクソムシ(※意見には個人差があります)のトンボ重連が発生。ならばと厚岸へ移動し太平洋岸でのんびり撮影…。釧運DE15は3両配置中2両が原色ということで、「少なくともどこかで原色が撮れる」と保険が掛けられるのが釧鉄ホキの救いではあったんですが、この翌年、クシロミドリクソムシ増殖との悲報が入り、結局釧鉄からはこの年限りで手を引いたんだっけなぁ…


   
2011/06/10 重連10連で安定した稼動っぷりを見せていたのが宗谷スジ。曇りの日には、晴れたら光線的に厳しいアングルを選んで入りました。まぁ行ってみたら視程的に厳しい状況ではあったワケですが…



2011/06/13 塩狩を越える運用ではあっても、往復とも空車、つまり和寒基地以北のみでしか仕事をしない場合のカマは単機けん引…。という事を知ったのは、山の上からこの列車の姿を認めてから…





2012/05/21.22 いつの間にやら留萌マルヨパターンが常態化した留萌本線にも、ついに短編成化の波が…。もう道南ではほぼ設定が無くなっていたはずで、「いよいよ北海道のホキも先が無いのでは…」という雰囲気が漂いはじめ…




2012/05/30 石北もホキは5連に…。重連ではありますがハンドル訓練に近い姿に…。しかも設定本数激減でいよいよ末期症状へ…





2012/06/12 一見安定しているように見える宗谷スジも、蘭留以南は旭運からの車両回送のみに…。ジワジワと、そして確実にホキの仕事は減り行き…
 翌年はハンドル訓練に用いた積ホキのバラストを、お情け程度にバラ撒いた程度で終了となり…





2014/06/11 そして遂に、自分にとって最後の道内ホキ工事列車の撮影となったのがこちら…。この後、日を改めて宗谷北線入線シーンを撮るつもりだったんですが、まさかの荒天ウヤ。代替作業は諸般の事情により機械のミニホキによって行われたようで、なんとも半端な気分でのお別れとなってしまったのでした…。まぁ単機だったとはいえ、10連の堂々とした「列車」を拝んでの終了、しかも塩狩駅は奇跡的に日も当たったのがせめても…、だったのかと…


 赤熊ホキの廃回シーンも、一瞬「ナカナカ良いな」と思ってしまったんですが、こうやってDE並べちゃうと、やっぱワザワザ撮りに行こうとは思わないんですよねぇ…(※意見には個人差があります)。 ホキ工臨を撮っていた時分には、朝練&登山のハードワークで体をイジメてからの6月末に人間ドックに入るのが習慣となっていたのですが、今年からそれも秋口に移しております…
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 【身内CM?】


 例の幌延の秘境駅フォトコン、結果が出ております。やはり地の利が出てますネ〜

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