コチラでも臨排というのかどうかは知りませんが、交通至便の道都に戻りましたらどうしても撮りに行きたかったのが津軽鉄道のキ100形除雪貨車。宗谷常排単線型の大先輩、昭和8年生まれ(残念ながら=※意見には個人差があります=苗穂工場ではなく鉄道省大宮工場製)の古豪、というより、もはや古典ラッセル車です…。DE15でさえボロボロの現代までど〜してこんな古いのを使い続けてんの? ってギモンはだれでも持つと思いますが、あくまで勝手な想像ながらこのクルマは動力を持たない「貨車=DE15やDD16の羽根ヘッド部だけ=」ですので、いろんな面で維持しやすいんでしょうね。国鉄系本家路線でははなかなか動かなかった標津線配置のものが廃線とともに姿を消しましたが、譲渡車はココの他にも弘南鉄道に現役が居ます!
自分的にはガキの時分にナゼかトミックスのキ100を持っておりましたし(たぶん700円ぐらいでギリギリ手が届いた…)、大垣夜行乗り換えダッシュ時に横目で見た美濃赤坂支線用の留置車(形式は違うかもしれませんが…)、15年前ぐらいか…五能線初乗車時に事前知識なしに五所川原に留置されていた実車を真横に見てド肝を抜かれるほど驚いた、などイロイロと思い出のある車両なのです…
そんなキ100が動く、という話にお誘いを受けまして、万難も家族も出張予定も排し(出張は調整)塩っぱい河(津軽海峡)をE5系40%引き往復で越えまして、イソイソと津軽半島まで遠征して参りました…
ブルータイムから走り始めるラッセル車。下りはぶら下げ回送しての上り仕業です! あまりに撮影に都合が良いダイヤなのですが、それもそのはず運行経費は集まった撮り鉄が持ち寄って払っています(全額になるのかどうかは不明)。ただ、単なるフォトランとは違いまして、仕事はマジモード! 鉄道側は線路上の排雪作業を緊急性が無い限り走行日まで待てば良い、撮影者側は気温さえ低ければ一般車両のスノープロウ面までの雪量は保証される、つまりwin-winの関係なのです。まさにローカル鉄道維持の理想形じゃああ〜りませんか!(どっかの会社はココよりよっぽどヤバい位置にあるんですから、是非見習って欲しい姿勢です…=※意見には個人差があります)
【津軽鉄道 深郷田〜大沢内】内地のラッセル撮るのは只見線のDD15以来ですかね。レンタカー添乗のお誘いをいただきましたDT200A氏のガイドで道路も撮影地選択も夜明け前からカンペキです! WBイジらなくても青くなる絶妙の時間帯にキ100がやって来ました。旭鉄管内にくらべればサスガに雪は重そうですが、速度も乗っいて申し分無い跳ね量で【秀】スタート
【津軽鉄道 金木〜嘉瀬】お次はサイド築堤。(✴︎)WBバラつきお許しください! つ〜かスゴい雪の量にタダただコーフンで連続【秀】! こんなの最初から撮っちゃってイイのかな〜? イイ〜んです!(ジョンカビラ風に!) ちなみにコチラの撮影地ほか、駐車場まで事前交渉でしっかり確保されておりまして、主宰者さまの完璧な仕事ぶりにもタダただ脱帽です…!
カマこそロッド式DLですが、ムスメが読んでいた絵本(かつては自分も)、
最近お亡くなりになった加古里子さんの名著「ゆきのひ」の世界ソノモノです!
※これを読んだ記憶があったから、TOMIX買ったのかもな〜…。コチラ▼は名寄キマロキ(※冬季はシートの中)で静態見るぐらいしか叶いませんね…
【津軽鉄道 嘉瀬駅】小休止(という名の追い越しタイム?)でさりげなくたたずむ姿も絵になります…
【津軽鉄道 嘉瀬〜毘沙門】(✴︎)くりかえし。お次は前夜の降雪が効いてます着雪林バック斜めストレート。宗谷でもこれだけ跳ばせば御の字、って量がすべての撮影地で見られる幸せ…。モチロン3連続【秀】ですね!
【津軽鉄道 毘沙門〜津軽飯詰】出ました〜! もうな〜んにも言えねっ!(北島康介風に) 跳雪、飛型、木々着雪、前照灯点灯、そして太陽! すべてがカンペキで【特秀】です! いとも簡単に宗谷超えを叩き出してしまいました〜! こんなコトでイイんでしょうか? イイ〜んです!(ジョンカビラ風に!) ビギナーズラックってやっぱアルんですねぇ〜
【津軽鉄道 津軽飯詰駅】コーフン冷めやらぬまままた小休止会場へ。機器操作室(DE15と違いあくまで運転台ではない)からモクモクと上がる石炭ストーブ(たぶん)の煙がカワイらしいです…
【津軽鉄道 津軽飯詰〜五農校前】余韻でノンビリしてましたら発車時刻が迫りましてコチラへ滑り込みました。最後は引きで津軽平野の雰囲気を出しまして…。一番下のカットはフランジャー半上げになってるんですが=動画参照=、それでも結構な跳雪で最後まで【秀】! 速度あるまま踏切数メートル手前まで掻くのはマサにプロの技! GPS頼りのドッカの会社も是非見習って欲しい姿勢です…(※意見には個人差があります)
自分でも何度も見直してしまう▼動画篇
大迫力で雪を跳ね飛ばす古典ラッセル車キ100 (津軽鉄道) Antique snowplow train,Tsugaru Railway,Aomori pref,Japan
昭和、平成のほぼすべての時代を見届けている津軽鉄道キ100(←国鉄キ120)。次の元号・安晋(=安倍晋三。奴ならヤルかなと!=嘘! ※意見には個人差があります)の世も末長く走り抜けて行って欲しいモノです!
ナンダカンダでラッセルは午前中で入庫ですんで、DT200Aさまとともにその後はタラコ2連が走るという五能線へ…
【鳴沢〜鰺ケ沢】「わさお」の店で祝宴用のイカ焼きを買い、15年前に続いてコチラへ…。あの頃ボクは30代前半、そしてヨンマルは白Hでした…。すっかり日本海側らしいドン曇りですが、これでもイカ焼きのオバちゃんの話によるとイイ天気なんだそうです…
【広戸〜深浦】DT200Aさまに懇願して奥まで追わせていただきましたが、まさかのクルマ並走でチ〜ン。奥のカーブで詰めて撮っときゃ良かったか…。ノーチェックだったんですが八戸線にいた非冷房が転入しているそうで、コレはまた来なきゃならんかもしれません… 五能キハの▼動画篇
日本海沿いの五能線で活躍する国鉄型キハ40タラコほか Gonoh Line,Aomori pref,Japan
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