(前回からの続きです…)で、後半2日分を使って東京の実家から、道東へ帰宅の途についたワケです。え? 咳ですか? えぇ、まだ出てますよ。ちょうどこの記事中の日程でノドがイガイガしてきたので、かれこれ1ヶ月は本調子じゃない、ってコトになります。ヨメからは「好き勝手に列車乗りまわして体調崩したんだから、同情の余地なし」と断罪されまして、さらに冬休み明けで「風邪ひいたので休みます」とはいかにユルい我が職場とはいえ、さすがに許されないでしょうから、それはそれは惨めな日々でゴザイます…。でもまぁこうやって旅行中のカットを眺めておりますと、訪問者の方がどう反応するのかはトモカクとしまして、自分的には「行って良かった」楽しい思い出となっております…。今回の行程の目玉は、やはり日本最後の夜行急行「はまなす」開放Bハネへの乗車。なんてったって同列車が北海道新幹線の開業と引き換えに姿を消してしまえば、フルムーン夫婦グリーンパスがいくら「グリーン車のほかB寝台にもご乗車になれます」と言ったって、乗る列車が無くなってしまうワケですから〜!
【Day4 2016/01/10 東京→新青森→青森】
▲両親も孫と少しでも長くいたいのでしょうか、「東京駅まで車で送る」というので、即座にお言葉に甘えまして、京急の普通鋼電車を横目に出発!
▲ほぼ線路沿いに品川・都心方向へ…。東急東横線渋谷駅も取り壊されちゃったってコトで、このような私鉄ターミナルを主張する建物に目が行きます… ▼外交官青ナンバーゴロゴロとか見ると、なんか「おらぁ東京さ帰ってきただ」、って気がします!(道都にも数台はいるんでしょうが…)
▲みずから日本のセントラルと言い張る、中華思想的な旅客会社(※意見には個人差があります)にふさがれたカタチとなる八重洲口から、大回りしまして東北新幹線のりばへ…。地味〜に、我が地元への延伸も告知されておりました〜 ▼ナゼか北へ向かう新幹線には、東京発だろうと上野発だろうと、大宮だろうと、コダワリは特に何も感じません…(※意見には個人差があります)。車体が東海道筋と比してカラフルで、併結もあったりと、お子チャマの人気は圧倒的に北行きなんですかね〜?
▲とはいえ乗る分には非常に快適でゴザイまして、文句は何もありません。この後、コンセント使える環境が無さそうなため、満充電でも電源つなぎっぱなしで…
▲この2人、ホントーによく寝ます! 盛岡あたりから地表に白いものがチラチラと… ▼ムスメは新青森に着いても眠り続けたため、「どうせ時間あるから」と、そのまま待合室へ避難〜
▲▼ゆっくり寝かせて(この判断がのちに悲劇を生みます…)、起きるの待って1駅移動。もちろん外は銀世界で、しかも地吹雪気味。ひさびさの北国の気候にヨメはダークサイドへ堕ち、シスの暗黒卿に変身…。「さぁ、若きスカイウォーカーよ」とか言ってそうでしょ?
▲新幹線が延びてしまうと、さらなる地盤沈下が予想される青森駅は、開業祝賀ムードというにはほど遠く…。看板も祝開業ではなく、デスティネーションキャンペーンの告知… ▼5月にも訪れた居酒屋で、津軽三味線の生演奏聴きながら夜行列車を待ちます。青森は夜行で到着しても、この横の市場が早朝から開いてるし、イロイロと旅人に優しいマチでしたね〜。おトナリの席では新成人たちが楽しそうにお酒を飲んでおりました…
【Day4〜5 2016/01/ヨ10 201レ急行『はまなす』】
▲ようやく入線時刻となり、店を出てホームへ…。昼に寝過ぎてハイテンションになった人が、跨線橋への長めエスカレーターを、「アナ雪の階段みたい!」とエルサ女王になりきって歌いながら駆け上がっております…。ちなみに現在のその人の脳内アナ雪占有率は35%(80%とヨメから訂正が入りました…)ほどかな… ▼連絡船時代から変わらない雰囲気の、跨線橋両側にはスナイパーたちが…
▲▼ホームへ向かうとちょうど入線して停車直前。エエですな〜、やっぱ夜行列車ならではの旅立ちの雰囲気ですよね〜
▲などと、旅情に浸る間もなく、ハイテンションでオダちまくってる(※北海道弁)人が、車内のハシゴを見て大興奮! さっそく登ってみてますが… ▼予約は下段2つ。この冬休み期間中に寝台券とれた段階で、某SNS上で「GJ!」と地元駅を褒めておいたんですが…。当然向かい合わせと思っていたら、まさかの壁を挟んでの連番ということで…、上段のおニイさんと交渉して隣(13番)の下段に入ってもらい、1号車12番上下を、我が家族の宿としたのでした…。車掌サン混乱させてゴメンナサイね〜
▲青森発は入線から出発まで、かなり時間的余裕があるのもイイですね〜。陣地を構築してから、停車している間にムスメに歯を磨かせ、あとは寝るだけとしてから…
▲少しは鉄分アリなカットを、単独で撮影へ… ▼跨線橋にはオマワリさんのお姿も…。これも連絡船の鉄道公安官の時代から、青森駅詰めの方々の大事なオシゴトなんでしょうね〜。ついでに新青森駅待合室に貼ってあった、イカした青森県警のポスターも出しておきます!
▲鉄分あるかどうかはともかく、これもブルトレならではだよな〜、というのも撮りまして… ▼自陣へ戻ると、ナゼか普段は母親ベッタリ発言を繰り返すムスメが、上段狙いでいそいそと父親の(自分の)寝床を整えております…。一緒だと超狭いんですがっ!
▲▼相変わらずベッドで騒ぐムスメをたしなめてるウチに、いつの間にやら列車は発車。叱り続けていたこのあたりから、ナニやら喉に、現在に至る違和感が…。みなさん旅気分に浸りたいんでしょうに、大変ご迷惑をおかけいたしました! 一カ月を経て、この場を借りてお詫びいたします…
▲結局減光されても、青函トンネル突入ぐらいまではまったく寝る気配なし…。寝たら寝たで寝相悪く、こちらはまったく熟睡できず… ▶ということで、アチラもさすがに寝不足と見えて、「おはよう放送」後もグダグダしてたんですが…
▲突然ハシゴを下りて、一人ノンビリと寝る母親の寝台へと去って行きました…。できれば寝る前にそうして欲しかった…
▲ムスメに振り回されるウチに、札幌へはほぼ定刻に到着。お名残乗車目当ての方たちでいっぱいで、普段の姿とはほど遠い「はまなす」ではありましたが、せめてムスメの記憶に、寝台車へ乗ったという記憶が残ってくれればいいんですけどね…(むしろ平常モードの夜行寝台であれば、ムスメ連れで乗るのは厳しかったかも、という思いも…)
【Day5 2016/01/11 札幌→北見】
▲「はまなす」到着後ほどなくして開店する駅構内の、札幌勤務時にはしばしばお世話になりましたお店(ここのおにぎりと豚汁はナカナカです!)で朝食を済ませ…
▲▼いよいよ最終ランナーとなります、「オホーツク」11Dに乗車!
▲全検出たての車両も、ってコトは、まだまだ使う気なんですかね〜
▲全行程中唯一、ガラ空きなのに「他のお客様の目がありますので…」と規則通り他席乗車を許さない車掌さんに当たり、ちょっとキツめな態勢で見慣れた風景の中を… ▼空知地方に入るころには、かなりドッサリな雪量に…。2人はまた夢の中となっておりました…
▲なんか徐行してるな〜、と思ったら、年始輸送を大混乱に巻き込んだ嵐山トンネル通過…
▲遠軽での「儀式」を終えると、半室グリーン車内はウチを入れて2組に。車掌は旭川で交代したし、「もう誰にも迷惑かからんだろう」と… ▼最終行程は向かい合わせのまま、広々と使わせていただきました…
▲常紋から下りますと驚くほど雪が無く…(※この辺り、その後死ぬほど降って街が埋まりましたが…。やっぱ帳尻合わせ?…) ▼少なくとも旅行中は大過なく、5日間で日本列島をほぼ縦断しまして、戻ってきたのでゴザイマス…
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