もう一つのキハ54ネタって言やあ、いま話題の留萌本線末端区間でゴザイマスよ! 廃線、廃車方針が示されてから乗ったり撮ったりに行くのはリッパな葬式鉄、となるワケ (※意見には個人差があります) ですが、「参列してやろ〜じゃないの、葬式に!」ってな状況に追い込まれまして、シッカリと廃線予定区間に乗って参りました…! そもそもコトの発端はだいぶサカノボリましてちょうど1カ月前の先月中旬。ヨメ所用で道北・留萌の北側にあります小平町 (『コダイラ』じゃなくて、『オビラ』ですよ! オクさん!) へ子連れ泊まりがけで行くコトになりまして、家庭内最高指導者たるヨメとしては現地入りしてしまえば、もはや所用をこなす目的の足手まといになるばかりの父娘に「昼からどっか遊びに行ってこい」と自由行動を申し付けたワケです。もともと留萌地方にまで行くならば、スキを突いて、この前日より深川、留萌両駅で発売開始となった硬券記念入場券等は買いに行ってやろうと目論んでいたのですが、放免された時間から考えると、留萌発14時21分の増毛行きに間に合いそう! 移動の道すがらだいぶモノの理屈がわかるようになって来たムスメを口説き落とし (もはや鉄分は限りなくゼロに近いので、必殺のキーワード『アイス』を使って…)、駅前ロータリーに車で滑り込ませたのでした…
◀ 列車の時間が迫るながらも、「スタンプ押す!」と主張するムスメに付き合ってから、各種きっぷを購入し… ▼本来無札のクセに、ナゼか常備? 軟券を提示し改札からホームへ…
▲▼ 土曜の午後便ということで、留萌からも結構同じ考えな方々の乗車があり、単行気動車の車中はナカナカな混雑ぶり…
▲ これこれ、参列してでも自分的にはコレが見ておきたかったのです。使い込まれた北海道タイプの革製タブレットキャリア (※ほんの数年前まで、『タブレット』と言えばググっても鉄道ネタしか出てこなかったんですが…。次点でせいぜい薬の錠剤か…) に、通票ヨンカク標記のある運転士時刻表。キハ40じゃあ運転台高くてここまでじっくり見られないんですよ… (※意見には個人差があります) 。前回この区間乗った時は、カバンと一緒に進行右側の窓下に置かれてましたので、ちゃんと運転台に持ち込まれていたこの日の方がそれらしいな〜、と…(※意見には個人差があります)。あと末期の幌加内のキャリアには、ナゼかマジックで「留萌」と書かれていましたっけねぇ…
▲ ムスメはと言いますと、前面展望席を占拠し絶景を…、と思いきや、ワンマン用運賃箱のジャラ銭用ベルトが動くのが気になって仕方がないようです…。はい、お手を触れないでくださ〜い!
▲ イイですね〜、通票携行運行に、JNR扇風機。古き良き時代にタイムスリップした気分に浸れます…(※意見には個人差があります)。あのころ、ボクも若かった… ▼ 動画篇の、キャリアがぶらんぶらんしてる感じが堪らんのよ…(※意見には個人差があります)。タマだけに…(下ネタではありません!)
▲ 旭鉄名物「朝礼台」ホームが似合う路線… (※意見には個人差があります)。住宅の近さも印象的… ▼ ほどなく終端駅の増毛に到着〜。出迎える人も多し…
▼ 動画篇でゴザイマス
▲▼ 最近の週末の増毛駅はもはやこんな感じ…
▲ 折り返しまでの約50分間で国稀酒造まで行ってみましたが、めぼしいアイスは見つからず (※意見には個人差があります) 、駅内で売っていたラムネを与えまして…
▲ ほぼ定員乗車のキハで折り返し…。夏の北海道ローカル線名物、沿線のイタドリは凄まじい様相です…
▲ 直立で駅員が迎えてくれる留萌へ戻り…
▲▼ 通票スタフ授受の儀…。サバラ非自動閉塞!(札沼線には行かないと思うので…)
▲ 駅舎もシブい留萌駅ですが…、どうにも黄緑のマークが目障りに見えるので…(※意見には個人差があります) ▼ こ〜いう撮り方ばかりしてしまいます…。厳密には国鉄時代は「留萠」だったんですけどね…
で、そういや軟券使用済みになっちゃったんで、翌日もう一回買い直しに行きまして…。兄弟橋のような ▲第10留萌川橋りょう と…、旧深名線の ▼第3雨竜川橋りょう など眺めながら、最高指導者付運転掛として家路につきました…。現役橋の方がボロく見えるという…
子はおがり(※北海道弁) 鉄轍(わだち)消ゆ 暑寒海(しょかんうみ)
【札漫謹製】
(前回子連れ訪問時=2012/06/03)
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