札幌漫鉄オヤジの鉄写真撮影記 Satsumann's Railroad Photograph Log

国鉄時代に生まれ、当時の車体色を維持する車両を追い回す!

      「 国鉄型車両には、旧態依然スタイルの鉄道写真がよく似合う…」                   Restart 2018/09/10 689400-

【 基本、写真が主、動画が従、のスタンスで撮影しております。悪しからず 】                                      
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【番外】「親愛なるJR北海道社員諸君、いま一度この声に耳を傾けよ!」

 と黒い街宣車を借り、桑園駅前の黒いビルのまわりを大音量でスピーカーから流しながらグルグルまわりたい衝動にかられる(※意見には個人差があります=善良な一般市民なのでやりませんが…)音声ファイルを、Youtubeにアップ致しました…  ▼

 
JR北海道初日・国鉄最終日の夜行急行「利尻」札幌出発車内放送"JR北海道は信頼され愛される鉄道づくりに努めます" Night Express train”Rishiri”,Hokkaido,Japan

 コノ名車内放送のファイル、かつて音源提供しまして旭川四条駅前の鉄道雑貨店「ぽっぽや」さんのオリジナルCDとして発売されたのを機に、当日乗務されていました元車掌さんの手許にも渡りました。録音当時から「圧倒的に心がこもってるな〜」と思っていたのですが、国鉄分割民営化から25年のタイミングで、地元紙の北海道新聞で記事化されました ▼

 

2012/03/28 (水)  北海道新聞 夕刊  第二社会面

「山も谷も JR25年に感慨「国鉄最後の車掌」旭川・藤原さん 事故多発 後輩気遣う」

 【旭川】1987年3月31日。国鉄は分割・民営化により解体された。この日、札幌から稚内を目指す夜行急行「利尻」号は旭川駅停車中に日付が変わることから、JRへの「橋渡し」列車としてセレモニーの主役になった。旭川市の無職藤原秀男さん(69)はこの列車に乗務し、「国鉄最後の車掌」になった一人。万感の思いで車内放送のマイクを握りしめてから、四半世紀の時が流れた。

 藤原さんの手元に、鉄道ファンが録音した当日の車内放送のテープがある。クラシック曲「ハイケンスのセレナーデ」の一節を奏でるオルゴールに続き、25年前の藤原さんがゆっくりと、言葉をかみしめるように話し始めた。
 「本日はご利用下さいまして、重ねてお礼申し上げます。札幌を定時刻に発車しております」
 7両編成の客車案内、乗務員紹介に続き、藤原さんが言葉を選び抜き、暗記して臨んだ言葉が続く。
 「本日は3月31日です。あと2時間少々で国鉄と別れまして、新しい鉄道、JR北海道として出発いたします。お客さま第一に心がけ、安全で正確な輸送と、きめ細やかなサービスを提供し、信頼され、愛される鉄道づくりに努めます」
 民営化により、道内では約4700人がJR北海道に採用されず、退職や道外への広域異動に追い込まれた。藤原さんが所属していた旭川車掌区でも、約120人の同僚のうち、10人以上が職場を去った。
 藤原さんは車掌を続けることができた。「残ったことへの申し訳なさ。新会社への不安、気負い、安堵(あんど)。車掌室でマイクを握りながら色んな思いが浮かんだよね」
 国鉄マンだった父を追い、藤原さんも19歳で国鉄入り。宗谷線音威子府駅上川管内)に配属された。昭和30年代後半。「国鉄、電電、専売の三公社へ入れば一生安泰」と言われた時代だった。が、鉄路を取り巻く環境の変化は急激だった。「自動車の普及、過疎化など、労使ともに未来を読み切れなかった」と藤原さんは振り返る。
 「利尻」号も乗客が減り、5年前に廃止された。JRで車掌を続けた藤原さんも、50歳で関連会社に出向となり、慣れない物販やビル管理の仕事に就いた。
 最近、事故が多発しているJRに対し、世間が向ける目は厳しく、藤原さんも複雑な思いだ。
 「国鉄時代は職員が大勢いて、仕事の壁に当たれば、手や口を挟んで育ててくれる人がいた。JRは企業だから社員が少なく、仕事量は増え、経験を積まないうちに一本立ちさせられたりと、現場の人を気の毒に思うよ」と後輩をかばう藤原さん。「ただ、あってはならない事故が起きている。新聞やテレビの報道に接する度に、胸が苦しくなるよね」(以上)

 

 そう。2012年といえば桑園の黒いビルの会社の内部が、じつは某流行ドラマの「帝国航空」以上にガタガタであるコトが世間にバレはじめた頃です。乗客や北海道の厳しい環境と向き合う現業の方々はともかく、現在の「お・し・ま・い・Death」状態を待つばかりの黒いビルの中に偉大な先輩・藤原車掌の言葉に共感できる社員の方はどの程度いらっしゃるのでしょうか?

(※意見には個人差があります)

 

 宗谷本線旭川四条駅前の鉄道雑貨店「ぽっぽや」さんから発売されている

CD「国鉄車内放送(SP) さらば国鉄〜車内・船内放送で綴る、上野から稚内まで乗り継ぎの旅〜」

www.tetsudouya.jp

 はまだ販売中です(※このCDが売れましても、現在の当方へのバックはまったくありません。安心してお楽しみくださいませ)

※手持ちのカセットテープレコーダー録音です。低品質ご容赦ください

789070

 

 ▼ラッセル車動画の再生リストです! Playlist of Snowplow train(Youtube)

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