むか〜しむかしのことじゃった。ワシがまだ北見国野付牛(現•北見市)に住んでいたコロの話じゃ。道東で毎日臨時列車が走った時があっての〜。その列車にはどうしても元銀色の車を入れなきゃいけない、という決まりがあって(※車両運用の都合により別の車両で運転される場合があります)、釧路運輸車両所(釧クシ)のキハ54が慢性的な車両不足にオチいってしまったんじゃ。そこでおハチがまわってきたのが、台風災害による根室本線分断で道内で一番余裕がある車両繰りになっている(※意見には個人差があります)同所のキハ40! いつもならキハ54でまわしている釧網本線、根室本線の普通列車に、キハ40を入れるコトになったんじゃよ。釧路のヨンマルといえば3両のタラコが名物じゃ。国鉄色にしか興味が沸かない全国の数名の鉄が色メキたっての〜! 「養殖物」の煙を吐く列車には目もくれず、男によっては宗谷本線のラッセル車まで捨てて、タラコの追っかけをはじめたんじゃ。運が良かったのか思いが通じたか、タラコはかなりな確率で変運用に入っての…、撮影記に写真をアップするのを忘れるほど忙しい日々を過ごしたもんじゃ。これからしばらくはそんな幸せだった2冬前のお話じゃ…
【茅沼駅】▲ 【茅沼〜塘路】▼
前夜に弟子屈(現•摩周)終着にタラコが入ったとの情報を得て、雪が降らない宗谷から転戦してきたチト様と向かったと記憶しております。ただ、冷静に考えりゃワカルんですが、この時期の釧網本線内、太陽出てこないんですよね〜。ならばと冷え込みは強かったコトから白煙狙いにしたんですが、意外と加速良くて完全に後ろに流れちゃったんですよね〜(※下の動画篇で確認いただけます)
【遠矢〜東釧路】で、やっと太陽出てきたと思ったら、マサカの足回り隠れる橋ですわ…。風景写真としてお楽しみください…
【古瀬〜音別】キハはそのまま音別チョン行に入ります。ま、ココは通常運用でも走る区間ではありますが、道東の冬らしい朝の光線で撮れたのでヨシとしましょう…。ちなみにこの1758号、この後の入場時にタイフォン撤去されちゃいましたから、それなりに貴重なカットではあるんですよ〜!
【音別〜古瀬】▲▼あっという間に戻って来ますので、返しも同じ馬主来(パシクル)湿原内で片付けちゃいます。持ってるレンズの限界で、お迎えアングルは国道が入ってしまいますね〜。しかし冬の湿原を行く朱一点、ヤッパ良いデスねぇ…
この日の▼動画篇
釧路周辺で活躍する釧クシ•タラコキハ Type kiha40,Senmoh & Nemuro Line,Hokkaido,Japan
この日はここまで撮ってもまだ朝じゃった。このあと、和商市場で朝メシ食って、昼は石炭列車を撮っていたようじゃ。え? これだけ昔の話だったら分類は「過去鉄」じゃないのか、って? まぁ初出じゃからコレでええんじゃないかの〜! (つづく)
690340