札幌漫鉄オヤジの鉄写真撮影記 Satsumann's Railroad Photograph Log

国鉄時代に生まれ、当時の車体色を維持する車両を追い回す!

      「 国鉄型車両には、旧態依然スタイルの鉄道写真がよく似合う…」                   Restart 2018/09/10 689400-

【 基本、写真が主、動画が従、のスタンスで撮影しております。悪しからず 】                                      
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【2010/01/20】海外撮り鉄?タイ国鉄メークロン線vol.1

 しばらく空けてしまいましたが、毎冬恒例になっているタイへ避寒旅行へ行っておりました。食いもの美味く、人柄も良い居心地の本当に良い国(※意見には個人差があります)ですが、鉄道もなかなか魅力的。バンコク中央駅の位置づけのホアランポーン( Hua Lampong สถานีรถไฟฟ้าหัวลำโพง※カッコつけてタイ語もコピペしてみました)駅から次々に出発する長距離客レは昭和40年代までの日本国鉄の列車そのものの雰囲気。たまに日本から払い下げられた懐かしい車両(こちらは順次掲示板に出して行く予定)も混じっていたりして一日駅に居ても飽きない(居たことありませんが…)と思います。
 しかし私がタイ国鉄(State Railway of Thailand)の中で最も気に入ってここ数年通っているのが、地味〜なバンコク・ウォンエンヤイ(Wongwian Yai)駅から出ている盲腸線のメークロン線(Maeklong Commuter)。厳密には盲腸どころか他の路線とはまったくつながっていなかったり、道中渡船に乗り換えなければならなかったりと、車両はローカルキハのみながらバンコク日帰り圏内とは思えない楽しさがある路線。そして何と言ってもこの線のハイライト、かつ有名なポイントは終着駅のメークロンにある線路上市場。列車がスレスレに進んで行く絵を見れば「ああ、あそこね」と思う方も多いかもしれません。今回は同行者(非鉄)3人ながら、何回か訪問するうちにこの辺りの地理もだいぶわかって来たので、バンコクの業者のワゴン車をチャーター。朝バンコクのホテルを発ち、まずご一行を一大観光地であるダムヌンサドゥアックの水上マーケット(DamnoenSaduak FloatingMarket ตลาดน้ำดำเนินสะดวก)へと誘導、昼に西端のメークロン駅まで送ってもらい解散「以降列車で勝手にバンコクへ帰る」というプランを立てました。こうすれば日に4往復しかない末端部の列車の進入シーンを撮ることができますからね。…という訳で無理矢理「撮り鉄」分類とさせていただきました…


【メークロンの線路市場】

 一見、タイのちょっとした街にならどこにでもある市場です。良漁場が近いらしく海産物の扱い多し。テントは必須ですね。ちなみに列車到着予定時刻をすでに6分過ぎていますが、この国では当たり前のことです=14:36:55(現地)



 突然何の前触れもなく片付けが始まりました=14:42:27



 床置きの肉屋さんは手こずってます=14:42:40
 


 とはいえ手際よく=14:42:52



 ブラインドながら汽笛ではかなり近い模様=14:43:39


 列車通過



 上=14:44:30 中=14:44:53 下=14:45:01 さすがに列車のトイレ使う人はいません



 行ったとたんに=14:45:13



 復元開始。手慣れたもんです=14:45:22



 わずか3分でもと通り。お客さんはどこに隠れてたんでしょう?=14:45:39



 帰りの列車後方から。午前中だと市場にはもっと活気があります。みなさんよく列車の構造をご存知なようで、たまに線路の中にも並べてることもあります。しかし毎日8回はこの作業を繰り返しているわけで、タイの方はマメなのだということがわかります



【バーンレーム BanLaem〜マハーチャイ Mahachai】間は橋が無いので渡船になります。駅直結の船にはいつもは小さいのが入るのですが、この日は故障したのかメーンルート用の大きな船が入ってました。ちなみに直結は列車に合わせてしか運行されませんが、頻発しているメーンルート利用でもそれぞれの駅まで徒歩10分以内です



【マハーチャイ】線路上市場はメークロンばかりではありません。ここでも踏切上で八百屋が開店中。線路上に列車が現れてから、やっと撤収作業に入ってます



【車中】バンコク近郊からの通勤利用も結構ある線らしいくつり革が並ぶ車内ですが、扉は開いてたり閉まってたりとマチマチです



【車窓】沿線は湿地帯の昔ながらの(たぶん)水上住宅地に沿って走ります。「水が汚れて来たな〜」と思うとバンコクの下町地帯(たぶん)へ



 車両のキハ30のような顔や、車内の雰囲気に「JNRっぽさ」を感じた方も多いと思いますが、それもそのはずこの線を走る方々は全員日本製なんですね〜。これもこの線の魅力です



バンコク・ウォンエンヤイ】には日暮れに到着。道路からは一見鉄道駅とは気付きません。ちょうど東急世田谷線の下高井戸みたいなもんですか。最近延伸したBTS Skytrainのウォンエンヤイ駅とは、新宿と西武新宿ぐらい離れてます。「国鉄ウォンエンヤイ」とでもしておきましょうか。列車待ちの間、腹ごしらえできるのが素敵です


 「地球の歩き方」やツアーには無視され続けていたメークロン線ですが、最近マスメディアへの露出も多くなっているようで、年々観光客の姿は増えてきています(まだまだ個人旅行者ばかりですが…)。素朴な雰囲気を求めるならば早めのご訪問をオススメします。車両も全面イラスト車が入線間近の雰囲気でした。列車時刻表は次回掲載のつもり。下についで録りの動画もまとめておきました

     

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