誰が言ったか「宗谷って意外と晴れるじゃないですか…」。その言葉通り、宗谷ラッセル第３節は予報を覆し、北部では降雪後に太陽が出てくれる絶好の条件となりました。そもそも前日(10日)は偶然？ にも道北で出張があり、翌日はそのままラッセル狩りに転戦すべく、暦通り連休中で先入りのタサ氏と名寄にて合流。「じゃらん」でかなりの安価を叩き出している歌登(咲来から私の運転で30分強)の温泉一軒宿に素泊まりで逗留したのでございます。タサ氏の現認では10日のDE15 2511上り方ラッセルヘッドは全く仕事をしなかったそうで、「故障だったのか」という話題で自棄酒気味だったため飲食代が宿代とほぼ同額に(まあ予想の範囲内ですが…)。館内の飲食会場からは車に積もり行く雪を眺めながら飲むことができ、翌朝は朝風呂後に下沼へ向かうという贅沢な合宿スタートとなりました…
【下沼〜幌延】前日から雪が降り続く歌登を出発し、途中音威子府は吹雪気味。前日スカだったというだけに期待は高まります。しかも雄信内の国道トンネル抜けたあたりから若干の青空も。下沼に通過30分前に一番乗りとなりました。前日までのものか、粉雪に若干の氷片が混じっているもののまずまずの跳ばし具合。これでもうちょっとスピードも乗っていれば言うこと無しだったんですが…。ちなみに利尻は裾しか見えてませんでした
持ち点50、全点灯+10、跳雪+10、木々着雪+5=75点 良
持ち点50、跳雪+15、全点灯+10、引きつけ+10、天候+5、木々着雪-5=85点 優！
【幌延〜上幌延】で、２カ所目は交互通行だらけの国道を避け、裏道でおなじみ雄信内火葬場裏へ。しかし風下から何やら怪しげな巨大雲が。「登って曇ったら目も当てられない」との判断で途中から引き返し、川崎鉄の方に聞いていた上幌延直線へ。先客の方とともに待つこと数分、通過時には晴れてくれたのですが、２カット目の引きつけカットでは減速(安全配慮？)されてしまいました…
持ち点50、天候+15、跳雪+5(左右非対称)、全点灯+5、木々着雪+5、送電線-5=75点 良
持ち点50、天候+15、全点灯+5、木々着雪+5=75点 良
【安牛〜雄信内】撮影後移動を始めますと追い抜いてしまったので火葬場横でサイド。しかしここでこの天気ってことは…、まあ利尻は見えてなかったですから…
持ち点50、天候+20(青空)、跳雪+15(サイドはこのぐらいが良)、木々着雪+15=100点満点！優
【歌内〜天塩中川】ここは雪上に前の方の足跡が続いていましたので入ってみました。まあパチンコ用語で言う「ハイエナ」(※他人が散々金を突っ込んで回した台で、大当たりを狙う)ですね。人間ラッセルされた方、感謝しております。両カットともある意味宗谷っぽくない雰囲気なので気に入っております。２カット目は跳ばす雪は少ないながら、風洞実験のようにラッセルヘッドからちょっと浮きながら車体を巻く雪まで写っていて、土門拳(敬称略)の言うところの「鬼が手伝った写真」になりました
持ち点50、天候+15、木々着雪+10、全点灯+10、跳雪＋10=95点 優
持ち点50、天候+15、木々着雪+15、跳雪+10、全点灯+10、新アングル+5、空気感+5=110点！ 秀！
※ここからスピードがイマイチ乗らないラッセルへのアピールとして、我々は「３塁コーチャー㊙作戦」を敢行。読んで字の如く、進行方向を指差しカマ側の腕をぐるぐる大きく回す、というもの。野球の３塁コーチの「本塁突っ込め！」指示のアレですね。写真に反映されるほどでは無かったのですが、この場所では間違いなくノッチを入れてくれて黒煙が上がり、挨拶汽笛いただきました。シャレがわかる or 野球好きのウテシ氏には効果アリ？ まあこのあと琴平では「あんまりオダツ(北海道弁)んでないよ」的な汽笛を頂戴しつつも減速、ウイングたたみ、フランジャー上げとも無く通過して行きました。ボディーランゲージとはまさにこのこと？ 皆さんもお試しあれ
【天塩中川〜佐久】中川を越えると一気に怪し気な天気に。通称・琴平直線はその中間ということで曇り。今シーズン初の琴平です
持ち点50、全点灯+10、木々着雪+10、跳雪+10、車体着雪-5=75点 良
【佐久〜筬島】今季から「スーパー宗谷」交換が佐久から天塩中川に変わったため、川沿いを追っかけで狙うにはちょっと厳しい状況となりました。で、ラッセルマスター(勝手に我々が冠した称号)railgg氏から聞いていた筬島新俯瞰へ。あまり時間が無いながらも悩んだ末、縦アングルにして背後の山も入れてみました
持ち点50、跳雪+15、全点灯+10、木々着雪+5、新アングル+5、天候-10=75点 良
さて、それなりの高得点を叩き出せた上に、「３塁コーチャー㊙作戦」も成功させ前節＆前日のうっぷんをそれぞれ晴らした私たち。「長い」とのご意見も頂きましたので、駅そばを食ってから後の午後の部は、次回の紹介にさせていただきたいと思います
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