今週のお題「会いたい人」 趣味界アルアルで対象物を擬人化スルってのはよくある話ですナ…。まだ世の中で「コロナ」といえば…ビールのコトだったころ(※意見には個人差があります)、出張後に1日休みをくっ付け、そんな現地の「彼(や彼女)」に会いに行ったモノでした…
昨年11月には福岡への出張がゴザいまして、仕事を終えてから元炭都・大牟田に宿をとり、三井化学専用線を拝みに行って参りました。本来、旧国鉄型の復活塗装車両でも走っていない限り私鉄は趣味の範疇外(※意見には個人差があります)、ってのが基本姿勢のワタクシなんですが、かつての運炭路線・三池炭鉱専用鉄道(三池鉄道)の現役残存区間で、当時そのままの戦前製凸型電気機関車が、サラにそのままの塗色で働いてるとあっちゃぁ、基本姿勢から妥協してでも会いに行ってみよう、って気になったワケです…
この日は日曜日、事前情報で「毎日運転」と聞いてはいたものの、専用線行き貨物の一般ジョーシキからするとウヤなのではないかという一抹の不安があったので…
【大牟田〜銀水】間の踏切へ…▼ 211系顔で正面にJRマークが入らなかった九州の415系銀は撮影対象(※意見には個人差があります)! ナンですが、電柱ボンボン立ち、かつ日陰なのでアリバイ程度に…
▲白帯パーイチは81号機(銀帯)を除き正面打ち限定対象(※意見には個人差があります)ですが、この日は動向確認が主で…大牟田止まりのこのカモレが来てくれれば、この日も専用線への荷がアルというコトになります。ちなみにこの場所、5本の線路が走ってますが手前から三井化学専用線(単線)、鹿児島本線(複線)、西日本鉄道天神大牟田線(複線)となりまして、架線電圧は同じく直流600V、交流20000V、直流1500V。画面奥(博多方)までは大牟田構内の扱いになっているようで、カモレの荷はこの後HD300(ちょっと前まではDE10)に引かれて戻ってきまして、仮屋川操車場にて専用線に引き渡されるコトになります…
テンが確認できたコトから専用線の宮浦操車場へ…▼ 出発(返空?)編成に大型? の電機(現地では電車)が連結されたなと思ったら…、そのまま奥へ引っ込みさらに2両ほど増結し…
▲息つく暇もなくマサカのすぐに出発! さらには動き始めてから踏切鳴るような状況で、サスガ専用線…。しかし1937年製というこの凸型電車、シブすぎます!
▲国道との交差踏切は懐かしの昇開式! カマは編成を仮屋川へ置くとマメにも一旦宮浦へ引き上げ… ▼動作は動画篇にてご覧下さい!(カマは貨車引き取りに再び仮屋川へ)
すっかり珍しくなった昇開式遮断機のワイヤー踏切 Rare railroad crossing gate of wire system,Ohmuta city,Fukuoka pref, Japan
▲受け取り分の貨車が宮浦に到着しますと、大型? 電機のこの日の仕事は終了のようで…。奥の方からサラにシブい ▼電源車をつないだ小型凸型電機が登場!
▲到着編成から… ▼1両ずつくわえて工場内へ持って行きます…。有名な話ですがパンタグラフから集電せずバッテリーカーを頼るのは、スパークからの誘爆防止なんだトカ…
▲▼ちなみにこのカマはさらに20年古く1916年製なんだそうで! 御年齢103歳(撮影当時)でいらっしゃいます! それでもピカピカ! かつてはパンタふりかざして炭鉱マン満載の通勤列車や、セラを連ねた石炭列車も牽いてたんでしょうね〜
▲構内には「ハト」なる貨車も…
▲奥のカマも見えてこの日のキャスト勢揃い! ちなみに背後の大きな煙突、旧三池炭鉱宮浦坑のもので、あの炭坑節の「〽︎あんま〜り〜エントツ〜が〜高い〜ので〜」のモデルだという説もあるようです…
これまたクラシカルな宮浦の踏切の音を ▼動画篇でお楽しみ下さい
懐かしの音! 専用線の電鐘式踏切 Japanese Old-fashioned (Tear drop bell) railroad crossing,Ohmuta city,Fukuoka pref
そしてこの日の▼動画総集篇
三池炭鉱鉄道の残存区間! 福岡大牟田の三井化学専用線で活躍続けるアンティーク電気機関車 Antique Electric locomotive,Fukuoka pref,Japan
え〜、コロナとは直接関係ないんですが、コノ三井化学専用線は大型連休明け5月7日を以って運行を終了したとの報が…。つまり1世紀以上にわたり働いてきた「電車」たちも、ついに引退となってしまったと…。こんなご時世ですがやはり最後は「葬式鉄」集まったんですかねぇ? ▼下頁によりますとさよならイベントもあるようですが…、
新コロナ禍の影響か、産経新聞などは「9月に開催」と報じているようです…
その後、昼に大牟田を離れまして、若干南下して熊本・長洲からカーフェリーに乗船…
多比良港から諫早干拓堤防道路(ギロチン道路=※意見には個人差があります)を抜けまして…。やっぱ九州まで行ったら国鉄車も撮っておきたいよなと…
【彼杵〜千綿】前回(まだ撮影記には公開してません!)運用差し替えで敗北したコチラへ…。長崎・大村湾沿いのキハ66、67は10年以上前、島鉄キハ20とも掛け持ち撮影できた頃からの付き合いですが、コノ車両にも既に引退勧告が出ていますので、いよいよコレが最後の撮影になってしまうのかもしれません… ▼しかし道路の電光掲示板には「ローマ法王来県!!」の文字。数カ月後の惨禍なんか誰も想像していなかったんでしょうねぇ…
▼動画篇
穏やかな長崎・大村湾沿いを行く国鉄急行色キハ66.67ディーゼルカー Japanese old type train,Ohmura Line,Nagasaki pref
盛り沢山の1日を終え、博多(新幹線)岡山(サンライズ)東京、と流れて帰って来ました行程は▼動画にて…
懐かしい国鉄型電車のブロアー音を九州(415系)、岡山(117系)で堪能 Japanese old type train,Hakata&Okayama Station
最後の定期寝台特急「サンライズ 瀬戸・出雲」東京駅到着 Last sleeping car Ltd.Exppress in Japan,Arrive at Tokyo station
ぜんぜん品川に同時到着しない185系湘南ライナー2号と4号 Shinagawa Station,Tokaido Line, Tokyo Met,Japan
※サンライズ東京到着動画は既通知になります
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