札幌漫鉄オヤジの鉄写真撮影記 Satsumann's Railroad Photograph Log

国鉄時代に生まれ、当時の車体色を維持する車両を追い回す!

      「 国鉄型車両には、旧態依然スタイルの鉄道写真がよく似合う…」                   Restart 2018/09/10 689400-

【 基本、写真が主、動画が従、のスタンスで撮影しております。悪しからず 】                                      
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【2007/01/15】軍政下のミャンマー国鉄(ローカル支線篇)MyanmarRailways under militarygovernment 2007

 前回旅行から2年後(1年2カ月後)には2度目のミャンマー訪問を果たしています。ほとんど非鉄旅行でしたが、前回乗車を果たせず涙を飲んだ、シュエニャウン(Shwe Nyaung)からタージ(Thazi)までのローカル支線への乗車を、(粘着質のA型なもんで)再訪したインレー湖(Inle Lake)からの帰りに果たしました。カット数多いですが分割するほどの内容でもないもんで、一気に公開いたします。これ以降、彼の国は大荒れになって日本人の犠牲者も出たことは記憶に新しいところ。民主化が本物だと実感できるようになったら、何とかまた行ってみたい国ではあります…



(現在とはあらゆる面で、大きく現地の状況が変わっていると予想されます)
   
     
【この場面のみ2007/01/13】▲インレー湖への往路は国内線最寄空港→車のヘナチョコ行路。移動中にちょうど貨物列車と並走になりました…


【ここから2007/01/15】
     
インレー湖畔のニャウンシュエ(Nyaung Shwe)の街の最寄り駅はシュエニャウンという不思議。かなり朝早い出発時刻だったと記憶しています。外国人観光客(当時は圧倒的に白人)もそれなりに乗る路線ですので、アッパークラス(Upper Class)窓口には珍しく英語標記が…



記名式(パスポートナンバー併記)の乗車券。駅名と人命以外は現地語なのか達筆なのか…、何が書いてあるのかはさっぱりワカリマセン…


     
一応クッション付きリクライニング(ほぼ故障…)座席のアッパークラスですので、お金持ちっぽい人が乗ってます。ちなみに高原地帯なこともあり、朝晩はかなり寒いんですよ




     

この線で結構有名なのがこのループ橋。湯檜曽よりかなり見通しが良いですね。上と下の線路の間に、軍のものか保線のものか、詰所小屋(家?)が建っています



   
先日カモレに遭遇した踏切を逆方向に通過しまして…



さらに高度を稼ぎ山岳路線の趣き。夜行列車と違い速度が遅い分、揺れも何とかなるレベル



こーゆー家の住人なのか…


   
      
         
            
オーディナリークラス(Ordinary Class)の方々は、駅じゃない場所でもどんどん降りて行ってしまいます…。「子どもはまだ危ないから、父ちゃんがおぶってやる」って事なんでしょうね

さっそくヘーホー(He Ho)と思われる駅でバカ停(長時間停車)があって、売るわ買うわの大賑わい。キャベツが名産なんでしょうか…。良い巻きです

   
      
         


       
ちなみに一般的なインレー湖観光のインアウトは国内線でヘーホー空港です。あの塗装はヤンゴンエアウェイズかな…



季節的には真冬なもんで、荒涼とした風景が続きます


     
日本人(私とヨメ)が持っていた詳細な(ミャンマー)国内地図に興味津々の乗客…、と思っていたら、赤い帽子の人はこの後、検札をしていましたので車掌さんだったようです…。ちなみにミャンマーの(特に男の)方々、初見でもちょっとあいさつの後、フツーに世間話ってのがパターンのようです


     
メーターゲージの堀川ちゃん? 営業用なのか保線用なのかは不明…




     

この駅には珍しく「AUNG BAN(アウンバン) ABOVE SEA LEVEL 4219,FT(海抜約1280メートル)」という英語の看板がありました。トフみたいな凸貨車もいたりして賑やかですね




腕木が上がると「進行」のようですが、レンズ無し! で夜はどうやって確認するんでしょう?




ビルマの土は赤い… 岩もまた赤い…


主要駅のカロー(Kalaw と思われる)に到着。長時間停車です

        
この僧衣の色からすると、タイから修行中の方かもしれません…
     
   
シャン州(Shan State)というのは山岳民族の方が多い場所

対向列車とも交換
   
シャン料理ではありませんが、ミャンマーカレーの弁当にもありつけました。美味かったです




犬連れの方が乗って来て、さっそく先ほどの赤帽氏が検札



オーディナリークラスものぞいてみました。この椅子で丸一日揺れる中、ってのは厳しそう…


   
カローを離れるとふたたび山の中。やっぱりレンズは枠だけで入ってなくて、ほぼドクロベエさま状態…



いくつかのスイッチバックで今度は次第に下って行きます


       
民主化アピールのためか、この国旗も変わったようですね



     

オーディナリーが混んで来たのか、特等席の乗客が増えて来ました




小さくても手入れが行き届いたパゴダ(仏塔)が、車窓をゆっくりと流れ行き…


     
昼の部まとめ動画



       
          

次第に日も落ちて参りました。同国内では現在もなお国軍と少数民族の内戦なども続いているワケですが(この当時訪問した場所も、外国人に開放されて数年しか経っていない場所もありました)、市井の人々の穏やかな表情や仕草を見ていると、個人の幸せってのはつくづく国の事情や経済レベルとかって関係ないんだな…、と



         
しかしこの辺りの人たちってのは、本当に隣に住んでいそうなぐらい日本人に似ていて(シャン州〜中国雲南省が日本人のルーツとする説あり。ヨメはラオスで穴が空くほど老婆に見つめられことがあり『きっと娘さんと瓜二つなんだよ』ということに…)、水島上等兵か地元僧侶か、って話も「アリ」なんですね。ちなみに市井の方々の人柄ってのは「おそらく江戸時代の日本人ってこんな感じだったんだろうね」というのがヨメとの見立て。帰国せず残留する日本兵が多かった、ってのもわかる気がいたしました…


     
母娘三代…、でしょうか。サンダル履きに咲き誇るブーゲンビリア…、だいぶ山から下り来たようです



ついに終着、懐かしのタージ駅へ足掛け3年を経て戻って参りました。Exif情報によればおよそ10時間の列車旅だったようです…
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